Casa(7196)が社長宮地正剛と反社会的勢力との関係をIRで発表

2021年2月7日

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

Casa(7196)が自社IRにて代表取締役社長 宮地正剛と反社会的勢力の関係の有無について発表しました。

以下、順を追って事の発端から解説していきます。

Casa、文春砲喰らう

Casa社長 宮地正剛氏の”社員罵倒”音声が文春より公開されたのが去年の12月でした。ネット上でも結構な話題になりましたから記憶に新しいと思います。

実際の音声がこちら。

出所:「文春オンライン」公式チャンネル

罵声を浴びせられたのは、今年の半ばまでCasaの営業部門のトップとして取締役を務めていた50代の男性。この男性によると、「宮地社長が社員に暴言を吐くのは日常茶飯事」だったとのことで、退職の際に自身の弁護士に相談するために、宮地氏とのやり取りを録音しはじめたという。

ちなみに「パワハラではないか?」との記者の問い掛けに対し、宮地氏は「多分、そういうことないと思いますよ」と発言。続けて「お話しすることはないですね。申し訳ないですけど」と、あっさり電話を切ったという。

引用元:MONEY VOICE

 

「文春砲」と言われ、家賃債務保証サービスなどを行う株式会社Casaの株は売られ、株価は案の定暴落することになります。

1,300円近くで推移していた株価は8%以上急落。一時1,153円の安値を付けました。

その後すぐにはカーサから罵倒音声についての発表はなく、株価は下落トレンドに転換、ずるずると下げていきついには1,000円を割って推移していました。

出所:Yahoo!ファイナンス

特別調査委員会設置へ

宮地氏のパワーハラスメント行為及び、反社会的勢力との繋がりを調査するため、カーサは12月7日に特別調査委員会の設置に関する発表を行いました。

 

今回、その調査結果が発表されたという訳です。

中間報告書では白

特別調査委員会の調査報告書(中間報告)では代表取締役社長 宮地正剛と反社会的勢力との間には一切関係が認められなかったと報告されました。

中間調査報告書についてはこちらからご参照ください。

出所:株式会社Casa「特別調査委員会の中間調査報告書受領及び公表に関するお知らせ」

この発表を受けて株価は上昇に転じています。

カーサのここ一週間のチャートです。960円から上昇に転じ1,000円台に回帰しました。

Casa(7196) チャート 出所:Yahoo!ファイナンス

事故は買い、事件は売り

投資の格言で「事故は買い、事件は売り」というものが存在します。

今回のカーサの件については、コンプライアンス的な問題がありますがパワハラを行ったからといって業績が悪くなる訳ではありません。

もちろん反社会的勢力との繋がりが明らかになると取引先と取引停止が起こる可能性があり、業績は低迷することも考えられます。

とはいえ、今回の罵倒音声から反社会的勢力の繋がりを想像するのはあまりにも軽率かと。

正直、この程度の罵倒は今でもどこかでひっそり行われていてもおかしくない気がします。

あくまでもカーサはその一部が明るみに出ただけでしょう。

 

ということでこういった不祥事の場合は短期的な低迷後、回復する可能性が高いです。

もちろん、不祥事発覚から少し時間が経ったのに株価が下げ止まらないパターンもあることは認識しておく必要があります。

不祥事の内容、企業対応、業績への影響、機関投資家目線での想像、これらを勘案して不祥事銘柄への投資を検討する必要があるのではないかと思います。

 

※投資は自己責任でお願いします。

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