ヤマダ電機(9831)が株主優待を改悪!利回り低下で売却しました。

2021年2月4日

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

ヤマダ電機の株主優待改悪が発表されました。

長らく株主優待目的で保有しており、個人的には愛着が湧いていたので非常に残念です。

以下詳しく改悪内容を見ていきます。

ヤマダ電機(9831)が株主優待を改悪

2021年2月4日にヤマダ電機(現ヤマダホールディングス)のIRにて株主優待変更がアナウンスされました。

変更内容は以下の通りです。

従来の優待内容

出所:ヤマダホールディングスIR「株主優待制度の変更に関するお知らせ」

従来の優待では、単元株(100株)を2年以上保有することで、最大5,500円分の株主優待券を貰うことができました。

優待利回りだけで10%を超えますから、個人投資家の間では人気の銘柄でした。

ただ、今回の改悪で以下の通り変更となりました。

変更後の優待内容

出所:ヤマダホールディングスIR「株主優待制度の変更に関するお知らせ」

なんと、変更後は保有期間に応じた贈呈が廃止となりました。

単元株保有で年間1,500円分の優待券に改悪です。

ということで利回りが激しく下がります。

従来 :総合利回り12.05%(優待5,500円+配当1,000円)
変更後:総合利回り4.63%(優待1,500円+配当1,000円)

利回りは約3分の1へと激減する結果となりました。

 

尚、ヤマダ電機は2020年3月期の配当減配を2020年4月に発表しています。

1株当たり13円→10円へ減配を実施しています。

優待改悪を受けて株価は下落

優待改悪の発表を受けて株価は正直に反応しました。

前日比約3%安の539円で引けています。

業績予想上方修正を発表

優待改悪の発表と合わせて業績予想の上方修正も発表しています。

優待改悪を上手く紛らわしたかったんでしょうかね(笑)

出所:ヤマダホールディングスIR「業績予想の修正に関するお知らせ」

純利益を前回予想32,000百万円→43,000百万円へ上方修正です。

理由は法人税等が予想より減額したためだそうです。
尚、売上高、営業利益、経常利益は予想変更無しとなっています。

売上高推移

売上高は近年減少傾向が続いていましたが、コロナ禍に入り思わぬ追い風が吹いているようです。

自粛ムードが広がる中、家電製品の消費が促進されているとのこと。

2021年は売上高+6.7%を予想しています。

利益推移

利益水準も上昇の予想です。

ヤマダ電機(現ヤマダホールディングス)は家具大手の大塚家具を買収するなどして、家電のみならず住宅関連への進出を積極的に行っています。

従来の単なる”家電量販店”からどのような変貌を遂げるのか、先行きが気になるところです。

ヤマダ電機を売却しました

優待目的で保有していたヤマダ電機の株式を売却しました。

取得 44,200円
売却 54,100円
損益 9,900円

※手数料・税金除く

100株のみの保有でしたが売却益を1万程度、優待を何回か頂きました。大変お世話になりました。

 

やはり、優待目的の保有は優待廃止リスクもあるため、あまり美味しくないなと改めて思いました。

株主優待は日本独自の文化であり、このコロナ禍で株主優待制度を持つ企業は減少に転じているそうです。

個人的には優待狙いで保有するよりも配当狙いで保有するほうが良いような気がします。

無論、実質利回りを加味しながら銘柄選定をする必要がありますが。

優待は永遠に続くことは基本的にないと考えておいた方が良さそうです。

 

※株式投資は自己責任でお願いします。

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