積立NISAとNISAはなにが違うのか
目次
NISA(ニーサ)とは
そもそもNISAってなんだ?って方も少なくないと思います。
NISAとは、2014年1月から始まった個人投資家のための税制優遇制度です。
イギリスのISA制度をモデルにした、
日本版ISA、「NISA」(Nippon Individual Savings Account)という愛称です。
金融庁の狙いとしては、タンス預金を株式や投資信託につぎ込んで、効率的に経済を活性化させることです。
現預金の割合が他の先進国と比較すると特に日本は高い水準です。(日本50%,米国13%,ユーロ圏35%)
投資を通じて企業に個人のお金が流れれば、効率的にお金が使われ、国全体が豊かになる。ということですね。
税制優遇制度(非課税)
通常、投資信託や株式などの金融商品に投資し、売却して得た利益には20%の税金がかかります。
1万円の利益がでても、(10,000-2,000=8,000)実際には8,000円の利益になってしまうという訳です。
ところがNISAでは、一定範囲内の金額で購入した金融商品から得られる利益が非課税になります。
つまり、1万円の利益をそっくりそのまま1万円で得られるという訳です。
NISAの種類
現状、NISAには3種類あります。
- NISA
- ジュニアNISA
- 積立NISA
NISA
通常のNISAです。毎年120万円の非課税投資枠が設定され、
株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
ジュニアNISA
2016年度開始の未成年者(0~19歳)を対象とした少額投資非課税制度です。
年間80万円の非課税投資枠が設定され、
株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
>積立NISA
2018年1月開始の少額の長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度。
年間40万円の非課税投資枠が設定され、投資信託の利益が非課税対象となります。
積立NISAとNISAはなにが違うのか
- 毎月の積立で購入することが推奨(一括投資も可能)
- 年間40万円の非課税枠
- 非課税期間は20年
- 投資可能対象は金融庁推奨の投資信託のみ
- 積立NISAとNISAの併用不可(どちらか一方のみ)
大きな違いは上記となっています。
NISAですと、年間120万円の非課税で5年間の非課税期間です。
積立NISAは、年間40万円の非課税で20年間の非課税期間です。
120万円×5年間=600万円、40万円×20年間=800万円ですので、
全体では積立NISAの方が非課税投資枠は大きいです。
通常のNISAは株式、REIT、投資信託等の金融商品を購入可能です。
しかし、積立NISAで投資できる投資信託は金融庁のルールに則り、140本程の商品に厳選されています。
また、積立NISAと通常のNISAは併用ができませんので注意が必要です。
積立NISAとNISAはどっちが良いか
積立NISAとNISAをひとつしか選べませんので、どちらかを選択する必要があります。
結局のところ、どちらが良いのか分別はっきりつけたいですね。
実のところ、どちらが良いかかなり悩ましい、です。
毎月数万円の積立投資をコツコツとしていき、長期投資をするならば積立NISAが良いでしょう。
長期投資はしたいが非課税投資枠がもう少し欲しい、という方にはどちらか悩ましいところですね。
自分の投資スタイルでどちらか一方を選択するのが良いと思います。
私は長期投資派ですので、積立NISAで毎月33,300円拠出して投資しています。
私が積立NISAで購入している投資信託
- ひふみプラス
- ニッセイ 外国株式インデックスファンド
- 楽天・全米株式インデックスファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
私は上記3つの投資信託をそれぞれ11,100円ずつ毎月購入しています。
なにをいくら購入するかは自分次第ですが、いろいろと吟味して購入して下さい。
途中で売却や投資信託の入れ替えも可能ですが、私は基本的に買ったものは売らず長期積立投資していく予定です。
Enjoy!! your investment Life!!
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