【日本終わり】FIREムーブメントは少子化を加速させる

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

先日とあるツイートを見て思ったことがあります。

そのツイートというのが、動物系アカウントのこんちゃん(@DIVIDENDLIFE_K)から発信されたもの。↓

このツイートの表というのが、子供一人当たりにかかる養育費と教育費をざっくりと表したものになっています。

公立か私立等の進学コースで金額は変わってきますが、子供一人当たりざっくり3,000万円~6,000万円の費用がかかるそうです。

このような莫大な金額がかかることが想定されると、FIREを目指す人にとって子供を作るという選択肢は無くなってしまうのではないか、そう思ったのです。

 

今や資産1億円や5,000万円で早期退職して自分のしたいことをして悠々自適に生きる、そんなFIREムーブメントが日本でも広まりつつあります。

そのような理想を実現させるには、子供を作り、育てていくというのは圧倒的コストであります。
子供を作るか、自分の理想を追いかけるかどちらかの選択をしないといけない、そんな人も中にはいるんじゃないでしょうか。

もっとも、FIREを志している人はそのような試算を行っている人がほとんどでしょう。

 

ただし、そういうこと考える前にちょっと待って頂きたい。今日はそんな記事です。

 

投資家思考の損得勘定は少子化を加速させる

現在、FIREムーブメントの流行や投資人口の増加で、マネーリテラシー(お金の知識を持ち、それをうまく活用する能力)に長けた人たちが多くなっている印象を受けます。

実際にもリベラルアーツ大学(通称:リベ大)等のマネーリテラシーについての発信媒体が一般層に受け入れられています。
加えて、テレビやAbemaTVなどのインターネット媒体でも取り上げられていますから、そういった投資家思考を持った人が増えているのは明らかだと思います。

こうした背景があるなかで、コストがかかるから結婚しない、はたまた子供を作らない等の考えを持つ人が増えているのではないでしょうか。

世帯年収が低いと出生率が高い

そのような傾向は実際にデータからも推察することができます。

少し古いですが、以下のグラフは2人以上世帯のうち勤労者世帯の年間収入を都道府県別で表したものです。

参考:結婚できないのは貧困のせいか

このデータによると、年間収入がもっとも低いのが沖縄県、その次に鹿児島県と続きます。

 

次に、都道府県別の合計特殊出生率を見てみます。

※合計特殊出生率:ある期間(1年間)の出生状況に着目したもので、その年における各年齢(15~49歳)の女性の出生率を合計したもの。 

参考:結婚できないのは貧困のせいか

これによると、沖縄県が1.89ともっとも高く、島根県1.74、宮崎県1.72、鹿児島県1.70、熊本県1.69。一方東京都の1.20がもっとも低くなっています。

この2つのデータから言えることは「世帯年収が低いほうが出生率が高い」となります。

 

また一方で、大学進学率が高い都道府県は出生率が低いというのも明らかです。

出所:データえっせい 参考:結婚できないのは貧困のせいか

 

これらを一言でめちゃくちゃ極端に言うと、「高学歴は子供産まない」こういうことです。

つまり今現在は高学歴でマネーリテラシーに長け、損得勘定で物事を考える人が増加し、結婚しなくていい、または子供を作らなくていい、という判断を下している人が増えているのではないでしょうか。

結果として、FIREムーブメントは少子化を加速させているように感じます。

子供は損得勘定で作るものでしょうか

長々と書きましたが、私が今回の記事で言いたかったことはこういうことです。

子供って損得勘定で作るものなのでしょうか?

もちろん、子供を作って育てるというのはお金もかかりますし簡単なことではないと思います。

ただ、将来のお金とか、リスクとか、そんなことを考えて子供を作るか作らないを決めるのはなんだか悲しいなあと思ってしまいました。

 

考え方は人それぞれですし、自分たちのやりたいことをしたいがために子供を作らない、そういう選択肢もありでしょう。

個人的には自分が老人になったときに大きくなった子供達が自身の子供たちを引き連れて家に遊びに来る、そんな未来の方が幸せに感じますね。

また子供達の笑顔や寝顔を見ることで、自身の生きる希望や働く活力になる、個人的にはそんな考えです。

それが本来の人間として生きていく、ヒトとして生きていく、”喜び”のような気がします。

子供を作るというのは、一種の未来への投資なのではないでしょうか。

 

子供という存在は損得勘定というお金の価値として捉えることの出来ない、まさにプライスレスな存在だと思っています。

 

最後に、自分の幸せとはなにか、長期的な視点に立って今一度見つめ直してみてもいいかもしれませんね。

 

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