【超悲報】英石油メジャーBP、-48.8%の減配を発表
どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。
イギリスの石油メジャー、BPが第二四半期決算で減配を発表しました。
ADR銘柄の四半期配当を$0.625→$0.315へ-48.8%の大減配となりました。
ロイヤル・ダッチ・シェルの減配といい、石油メジャーは相次ぐ減配となっています。
エクソン・モービルはかろうじて配当維持が発表されましたが、減配される日も近いかもしれません。
過去最大の赤字額
出所:BP公式HP
昨今のコロナパンデミックは石油メジャーへ多大な影響を与えました。
BPの第二四半期決算は過去最大となる約67億ドル(約7千億円)の最終赤字を発表しています。
赤字の原因は石油・ガス価格低迷に伴う巨額な減損処理としています。
更にこれに加え、新たな債券を発行し190億ドル調達しています。
10年ぶりの減配
BPは2010年のメキシコ湾原油流出事故の際に無配となっています。
流出事故時は生態系に多大な悪影響を与えました。
残念ながら今回はその事故以来の減配となってしまいました。
原油流出事故により、汚染された海洋の縁にあえぐペリカン
配当履歴
BPの配当履歴を振り返ってみます。
メキシコ湾原油流出事故が起きた2010年は2期無配となっています。
その後、配当は増配されていき、近年は横ばいの配当が続いていました。
そこに今回のコロナパンデミックによる減配となりました。
年 | 配当 |
2009年 | $3.360 |
2010年 | $1.680 |
2011年 | $1.680 |
2012年 | $1.920 |
2013年 | $2.160 |
2014年 | $2.340 |
2015年 | $2.385 |
2016年 | $2.380 |
2017年 | $2.380 |
2018年 | $2.410 |
2019年 | $2.440 |
2020年(予想) | $1.880 |
脱炭素化への動き
今後は脱石油化を目指して、事業投資及び資産売却を実施していくという動きもあるようです。
- 2030年までに低炭素エネルギー向け投資を50億ドルまで拡大
- 石油・原油生産量を日量100万バレル減産
- 2025年までに250億ドル規模の資産売却を目指す
正直なところ、油屋さんが何をいっているのかと思いますが、脱石油へ向けた油屋さんに今後要注目です。
Enjoy!! your investment Life!!
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