【超悲報】英石油メジャーBP、-48.8%の減配を発表

2020年8月5日

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

イギリスの石油メジャー、BPが第二四半期決算で減配を発表しました。

ADR銘柄の四半期配当を$0.625→$0.315へ-48.8%の大減配となりました。

ロイヤル・ダッチ・シェルの減配といい、石油メジャーは相次ぐ減配となっています。

エクソン・モービルはかろうじて配当維持が発表されましたが、減配される日も近いかもしれません。

過去最大の赤字額

出所:BP公式HP

昨今のコロナパンデミックは石油メジャーへ多大な影響を与えました。

BPの第二四半期決算は過去最大となる約67億ドル(約7千億円)の最終赤字を発表しています。

赤字の原因は石油・ガス価格低迷に伴う巨額な減損処理としています。

更にこれに加え、新たな債券を発行し190億ドル調達しています。

10年ぶりの減配

BPは2010年のメキシコ湾原油流出事故の際に無配となっています。

流出事故時は生態系に多大な悪影響を与えました。

残念ながら今回はその事故以来の減配となってしまいました。

原油流出事故により、汚染された海洋の縁にあえぐペリカン

配当履歴

BPの配当履歴を振り返ってみます。

メキシコ湾原油流出事故が起きた2010年は2期無配となっています。
その後、配当は増配されていき、近年は横ばいの配当が続いていました。

そこに今回のコロナパンデミックによる減配となりました。

配当
2009年 $3.360
2010年 $1.680
2011年 $1.680
2012年 $1.920
2013年 $2.160
2014年 $2.340
2015年 $2.385
2016年 $2.380
2017年 $2.380
2018年 $2.410
2019年 $2.440
2020年(予想) $1.880

脱炭素化への動き

今後は脱石油化を目指して、事業投資及び資産売却を実施していくという動きもあるようです。

  • 2030年までに低炭素エネルギー向け投資を50億ドルまで拡大
  • 石油・原油生産量を日量100万バレル減産
  • 2025年までに250億ドル規模の資産売却を目指す

正直なところ、油屋さんが何をいっているのかと思いますが、脱石油へ向けた油屋さんに今後要注目です。

 

Enjoy!! your investment Life!!

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