【オリックス(8591)】2021年3月期第一四半期決算発表!配当維持決定!

2020年8月4日

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

オリックス(8591)の2021年3月期、第一四半期決算が発表されました。

肝心の配当ですが、無事””維持””との発表です。
ホルダーとしては一安心といったところですね。

以下、決算内容を少し紐解いていきます。

オリックス(8591)第一四半期決算

業績サマリー

出所:オリックス 2021年3月期第一四半期決算資料プレゼンテーション

まず最初に業績サマリーから見ていきます。

  • 当期純利益500億円(前年同期比▲27.7)
  • 上期配当35円(維持)
    配当性向50%
  • 幅広く事業を展開しているため、各セグメントが補い合い、基盤は堅調。
  • 財務健全性の格付けは問題なし。

要旨をまとめますとこんな感じでしょうか。

配当

出所:オリックス決算資料

オリックスホルダーが一番気になる配当についてですが、先に述べた通り、中間配当35円は維持との公表です。

2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴う世界的な経済減速に伴い、業績の見通しが困難な状況が続いています。このような状況を踏まえ、現時点では業績に与える影響に未確定要素が多いことから、2021年3月期の連結業績予想につきましては、合理的に算定することが困難と判断し、未定としております。

オリックス決算資料より抜粋

とはいえ、上記の通り通期予想については未定となっており、期末配当についてはまだ分かりませんね。

純利益/ROE

出所:オリックス 2021年3月期第一四半期決算資料プレゼンテーション

当期純利益は新型コロナパンデミックの影響を受け、昨年比▲27.7%の500億円で着地しました。

かのリーマンショック時でも黒字を達成していますので、さすがオリックスといったところですね

ROE(自己資本利益率)は6.8%となっており、こちらも前年同期比では減少となっています。

通期で黒字達成となれば、リーマンショック、コロナショックの2大ショックを乗り越えた企業となりますね!

財務健全性

出所:オリックス 2021年3月期第一四半期決算資料プレゼンテーション

各格付け会社から財務健全性A-以上を得ており、財務については問題が無いことが伺えます。

手元資金も潤沢にあるため、配当削減となる可能性は一見低そうです。

格付け表

コロナ禍による影響

出所:オリックス 2021年3月期第一四半期決算資料プレゼンテーション

21年第一四半期において、コロナ禍による影響は上表の通りとなったようです。

予想はつきますが、やはりを影響が大きかったのは、不動産、航空機リース、コンセッション(空港運営事業)などのようです。

逆に生命保険とその他部門(銀行やクレジットなど)についてはプラスとなったようです。

 

各セグメント別詳細については下表の通りです。

セグメント 前年同期比(利益)
不動産 ▲73%
事業投資・コンセッション ▲56%
環境エネルギー 118%
保険 36%
銀行・クレジット 25%
輸送機器 ▲31%

今後の予想

オリックスは今後の予想について、上画像のように述べています。

  • 第三四半期までに緩やかに正常化した場合 純利益1,800億円~2,000億円前後
  • 今期末まで問題が継続した場合 純利益800億円~1,200億円前後

このままコロナの影響が長期化すれば、予想純利益は正常化した場合と50%程度相違があるので注意が必要です。

まとめ

  • 第一四半期は純利益500億円(前年同期比▲27.7%)
  • 中間配当は35円維持
  • コロナ禍での影響は大きいものの、セグメント分散により財務は堅調

以上、簡単にまとめでした。

さすがのオリックスです。セグメント分散によりしっかりと利益を出しています。

今後どうなるか分かりませんが、個人的には4-6月からコロナ禍の最悪期になるのではないかと思っています。(その後波及的な影響は計り知れませんが・・・)

ここをどうにか乗り越えたオリックスはさすがといったところでしょう。

中長期的な方向性として、株主還元に力を入れていくとのことですので、今後も応援していきたい企業です。

 

※投資は自己責任でお願いします。

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