【選択と集中】IBMがITインフラ部門をスピンオフ!クラウド事業集中へ

2020年10月9日

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

米IT企業のIBMがITインフラ部門をスピンオフすることを発表しました。

この発表を市場は好感し、プレマーケットで株価は+13%爆上げしています。

IBMホルダーの皆さん、おめでとうございます!
(ちなみに私も少しですが保有しています。やったね!)

IBMがITインフラ部門をスピンオフ!クラウド事業集中へ

IBMのプレスリリースによると、クラウドサービスを手掛けるマネージドインフラストラクチャサービス部門を新しい公開会社に分割するとのこと。

2021年末までに別会社として上場させる計画のようです。

IBMはクラウド事業に注力していく方針のようです。

今回のスピンオフでIBM株を保有している株主には、新会社の株式が付与される予定とのことです。

 

IBMは2019年にクラウド技術を中心とするIT企業「レッドハット」を340億ドル(3.7兆円)の巨額買収を実施しています。

ここ数年がIBMの大きな転換期となりそうです。

スピンオフとは?

スピンオフとは会社の特定の事業部門又は子会社を切り出し、独立させること。

独立した会社の株式は元の会社の株主に交付される。

スピンオフで株価上昇

スピンオフで事業が分離されることにより、分離された事業の価値だけ株価が下がることになります。

ただ、分離された会社の株式が元の株主へ分配されるため、理論上は株式全体の価値は変わりません。

一方、事業をスピンオフすると各事業・業績の企業価値が正しく評価されることが可能となるため、株価的にはプラス要因となりうるのです。
企業の透明性が上昇すると言ったら分かりやすいかもしれません。

 

尚、スピンオフによって新たに上場した銘柄の株式は、元の企業の株式を保管している口座に割り当てられます。

例えば、IBM株を特定口座で保管していれば新会社の株式は特定口座に割り当てられるという訳です。

マネージドインフラストラクチャサービスとは

さて、この発表ででてきたマネージドインフラストラクチャサービスとは一体どんなものなのでしょうか?

出所:同社HP

正直、調べてもよく分かりませんでした。

ただ、なんとなくイメージはできました。

恐らく、ITインフラ(社内インフラ)の導入によって効率よく運用できますよ!
その導入から活用、コンサルティングまでトータルでサポートできますよ!ってことだと思います。(違っていたらすみません。)

出所:同社HP

IBMは輝きを取り戻せるか

今回のスピンオフを市場は好感したようですが、IBMのクラウド事業だけで業績を伸ばすことができるのか、正直懐疑的なところが多いです。

クラウドシェアはアリババに逆転されていますし、AIはパットしません。

IBMの未来は依然としては茨の道かもしれません。

 

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