CAPEレシオから読み取る暴落の前兆

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

突然ですが皆さん、CAPEレシオってご存知でしょうか?

詳しくは当記事にて解説しますが、簡単に言うと”景気の好不調や一時的要因による影響を取り除いて、株価水準を判断できる指標”のことです。

株式投資をやっていれば参考になる指標ですから、覚えておいて損はないと思います。

 

昨今のコロナ禍により経済悪化や金融市場の混乱に対し、日米欧の中銀は大規模な緩和を行いました。

これにより資産価値の加熱が目立ってきており、特に株式市場は割高感が否めません。

今回の記事では、先程述べた”CAPEレシオ”を元に、株式市場の割高感、更にはそこから読み取れる暴落の前兆について取り上げていきます。

CAPEレシオとは

まずはCAPEレシオに簡単に解説していきます。

CAPEレシオとは 

CAPEとはCyclically Adjusted Price-to-Earningsの頭文字を取ったもので、直訳で「景気循環調整後の株価収益率」となります。

画像出所:Wikipedia

株価の割安・割高を判断する代表的指標PER(株価収益率)の考えを応用したもので、単年度の1株当たり利益ではなく、物価変動の影響を補正したうえで10年間の利益の平均額を使ってPERを計算する形になります。これにより景気の好不調や一時的要因による影響を取り除いて、株価水準を判断することができます。一般的には25倍を超えると割高とされます。米国のノーベル賞経済学者ロバート・シラー氏らが考案したことから「シラーPER」「CAPEレシオ」とも呼ばれます。

引用元:大和証券

 

まあ難しいことはさておいて、簡単に言えば、長期的なスパンで過熱感(割高感)の状況を判断できる指標のことです。

ノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー教授とジョン・キャンベルが公式に定義したことでシラーPERとも言われているようです。

1988年に定義されたこの指標は、古くから信頼されている指標と言ってもいいでしょう。

 

CAPEレシオが高いと、会社の株価が会社が稼ぐ収益よりも大幅に高いため、過大評価(割高)されていることを意味します。

一般的に、市場は最終的に会社の株価を本来の価値まで押し下げることによって修正しますから、割高である株価はいずれ下落となるのです。

過去のCAPEレシオと暴落

さて、このCAPEレシオは先にも述べている通り、25倍を超えると割高(警戒水準)と言われています。

過去にも1929年に発生したウォール街大暴落(ブラックサーズデー)以前にはCAPEレシオ30倍、更にはダウ平均が初めて1万ドルを突破した1999年(ITバブル最中)に最大の44倍を記録しています。その後、2001年に発生したアメリカ同時多発テロ事件で株価は暴落しました。

また、リーマンショック前の2007年には、25倍を超える水準となっていました。

出所:Shiller PE Ratio

あくまでも過去データとなってはいますが、このCAPEレシオが暴落前の一つの指標となることが分かると思います。

果たして直近のCAPEレシオはどの程度なのでしょうか。見ていきましょう。

直近のCAPEレシオ

出所:Shiller PE Ratio

こちらによると、現時点(2021年9月3日時点)のCAPEレシオは39.17倍となっています。

もうお分かりの通り、かなりの割高水準(警戒水準)となっているのです。

この水準ですといつ暴落が来てもおかしくない状況と言えるでしょう。

ただ一方で、まだまだ上がっていくことも考えられます。

 

それこそ最近話題となっているテーパリング(量的緩和を徐々に減らしていくこと)を発端に、株価が大きく調整に入っていくシナリオは描けるかも知れません。

いずれにせよ、今現在の株価水準は割高でありますから、最終的に市場は本来の価値へと修正されていくことでしょう。

 

この指標を元に一旦株式を売却し、キャッシュを多めに確保しておくのか、はたまた持ち越すのかは自己責任でお願いします。

 

補足

ブログ「高卒非正規が株式投資でアーリーリタイアを目指す」様で興味深い記事がありましたのでご参考まで。

この記事では1990年以降のCAPEレシオで10年後の実質リターンで散布図を作成しています。

そのトレンドラインに当てはめると、今後10年間の実質リターンは-0.71%となるそうです。

現時点でのCAPEレシオが39倍であること、今後10年間の実質リターンは-0.71%であることから、今後の株式リターンはあまり期待できないということが過去の数字から表されています。

 

※投資は自己責任でお願いします。

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