【EH】イーハンの監査法人は上場廃止したラッキンコーヒーと同じ「Ernst&Young」
どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。
先日(2020年2月16日)にイーハン・ホールディングス(EH)が大暴落しましたが、少し情報を追っていくと思わぬ事実が浮かび上がってきました。
タイトルにもある通り、なんとEHの監査法人はあの「ラッキンコーヒー」と同じ組織だったのです。
あれほど様子見ーハンだと言ったのに、Twitterを見ると暴落後にINしている人が多く散見されました。みんなギャンブルすきですねえ(笑)
中には操作ミスで買った人もいました(笑)
尚、暴落の原因については下記記事でまとめています。
イーハン・ホールディングスの監査法人「Ernst&Young」
イーハンの監査法人「Ernst&Young(略称EY)」はBIG4と呼ばれ、世界4大会計事務所の一つです。
EYと並ぶ監査法人として、PwC、Deloitte、KPMGが挙げられます。
ラッキンコーヒーの監査法人もEY
そしてこのEYですが、かのラッキンコーヒーの監査業務も務めていました・・・。
破竹の勢いで成長していたと見せていた中国ラッキンコーヒーは、2019年5月に米NASDAQへ上場。
2年弱で4,000店舗もの急拡大を行っていたため、投資家からも注目を集め、株価は一時51ドルの高値をつけました。これはIPO時の価格の3倍にもなります。
しかし、2020年4月に経営幹部主導の架空売上高の計上が明らかになり、NASDAQ上場廃止となりました。
急激に打ち上げられたラッキンコーヒーの株は花火のように儚く散ることとなったのです。
最終的には1株1.38ドルで売買を終えることとなりました。
ラッキンコーヒー(LK)チャート
まあ、結局なにが言いたいのかというと、こういう実績がある監査法人なのでEHも同様に気をつけた方がいいかもよってことです。
BIG4の一角とはいえ、めちゃくちゃ最近でこういう事件を起こしてますからね・・・。全く安心はできません。
尚、財務諸表の観点から毎度おなじみの会計士ケイさん(@Kei_IPOstock)が分析されています。こちらも合わせてご覧ください。
出所:Twitter長文スレッドまとめbot
イーハンの反論は?
リサーチ会社の「Wolfpack Research」がEHについてショートレポートを公表した訳ですが、それに対してEHも反論を行っています。
Wolfpackが公開したEHに関するレポート
- Shanghai Kunxiang Intelligent Technology Co., Ltdという架空の会社との売上を計上していた模様。
- 同社のオフィスは空。
- 自動車をある程度販売しているがEHの製品は売ってない。
- 関係者曰くEH216は受け入れてない。
- 同社設立から9日で$65Mの売買契約を締結。
- 初回売買契約の単価が$21.5Mと高額だった。(第2版は$215K)
- 出荷台数もフェイクの可能性。
- 英語と中国語でPRしている内容が違う。
- 単なる飛行許可を大体的に報道していた。
- 商業用許可の不正請求をしていた。 等々
イーハンの主張
- Shanghai Kunxiang Intelligent Technology Co.、Ltdは、EHの多くの顧客の1つにすぎず、EHの関連当事者ではない。
- Kunxiangに販売した3台の機体は適正価格である。契約書も公開している。(※契約書)
- 2019年にKunxiangから420万ドルの収益を上げている。これは同期間総収益の24%に相当。
- Wolfpack ResearchはKunxiangのオフィスビルは11階と完全に嘘をついた。しかし実際は15階建てである。
- EHは、当社とその株主の利益を保護するために、Wolfpack Researchの悪意ある行為と虚偽の申し立てに対して法的措置を講じている。
イーハンの反論原文はこちら。
ただし、この反論からは不正会計ではない根拠が見当たらないんですよね…。
正直、こんなものは作ろうと思えば作れちゃう訳ですし。
いずれにせよ、現状は何が本当なのか全くわかりません。
第三者の介入がなければ収拾がつかないのではないかと思っています。
中国企業は日本の常識で考えると全くもって予想が及びませんから、常識で考えないことを推奨します。
やっぱり結論としては様子見ーハン。これしかないんです。
というかわざわざこんな株をリスクを冒して買う必要ないんじゃないかなあと思います。
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