【XOM】エクソン・モービルがついに配当利回り10%へ。減配の可能性は?

2020年9月26日

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

石油メジャー大手の米エクソン・モービル(XOM)の配当利回りがついに10%を超えました。

減配される可能性はどの程度あるのでしょうか?

株価下落、そして伝説へ…

エクソン・モービルの株価下落が止まりません。いつになったら底打ちするのでしょうか。

先日、NYダウの構成銘柄から除外されたエクソン・モービル。
除外後、株価は40ドルをギリギリ割らずに低空飛行を続けていました。

エクソン・モービル(XOM) 1年チャート 出所:Google Finance

ただここ最近に入ってついに40ドルを割り、35ドルを割り・・・34ドル台にまで暴落しています。

2020年に入ってから、エクソン・モービルの株価は約49%下落しています。

株価の下落で配当利回りはついに10%を超えました。

株価下落、配当利回りの高さから察するに、減配の可能性は高まったと見て良いでしょう。

同様の大手石油メジャー、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS)、英BPは減配を実施しています。

果たして、エクソン・モービルの減配の可能性はどの程度あるのでしょうか?

私の考察を以下述べていきます。

エクソン・モービル、減配の可能性は?

まずはエクソン・モービルの直近の状況を振り返ります。

  • 2020年第1四半期は6億1,000万ドル、第2四半期では11億ドルの損失を計上。
  • 第2四半期は過去最悪の決算。借金をして配当支払いに充当。
  • 設備投資を1兆円削減。更に人員削減も検討中。
  • 2019年以降、配当をフリーCFで賄うことができていない。

以上がざっくりとエクソン・モービルの状況です。

現状、エクソン・モービルは2兆円近くの借り入れを実施しており、設備投資や配当支払いにそれを充当しています。

更に、今年7月にこれ以上の借り入れはしないとCEOが明言している発表もあります。

さらにさらに、エクソン・モービルが配当維持するためには、約1.5兆円もの新規借り入れを実施する必要があるらしいです。(ソース:Yahoo! finace

減配回避は難儀か

要は、借り入れをせず必要な1.5兆円を設備投資のカット、人員カット、その他利益で賄えるかが鍵となってくるという訳。

それができなければ原油価格が回復するまで、借入金を増やし続けなければ配当維持は不可能なんです。

ここまで読んでいる方はもうお分かりでしょうが、減配の可能性はかなり高いと踏んで間違いないと思います。

 

いくら低金利とはいえ、これ以上の借入金は将来の企業存続に関わります。

一方で、設備投資を削減すればするほど、エクソン・モービルの企業成長に危うさが生じます。

このような八方塞がりの状況です。まさに火の車。

最終的な判断を下すとしたら、”配当の削減”一つしかないでしょう。

 

※投資は自己責任でお願いします。

Enjoy!! your investment Life!!

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