大幅減配!ウェルズ・ファーゴ(WFC)2020年第ニ四半期決算発表
どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。
先日、ウェルズ・ファーゴ(WFC)が配当削減の可能性を示唆していましたが、今日改めて減配についてアナウンスされました。
結果、四半期配当を0.51ドル→0.10ドルへ大幅減配となりました。
これを受けプレマーケットでは株価が4%下落しています。
大方の予想通り減配となりましたが、ここまで下げるとは驚きました。
海外アナリストの予想では、30-40%の減配と予想されていたので。
まさかまさかの-80%の大減配でした。
以下、決算内容を少し紐解いていきます。
ウェルズ・ファーゴ(WFC)2020年第ニ四半期決算
’20 Q2 | ’19 Q2 | 前年同期比 | |
売上高 | $17.8B | $21.6B | -18% |
EPS | -$0.66(予想-$0.1) | $1.3 | – |
当期純利益 | -$2.38B | $6.21B | -62% |
2020年第二四半期の決算ではEPSがマイナスに転じ、赤字となりました。
ちなみに、リーマンショック時すら赤字にはなっていません。
とはいえ今回の決算はあくまでもQ2です。通期ではどうなるかわかりません。
米国大手銀行で唯一の減配
今回の赤字決算、更にFRBの厳しい審査基準により配当を削減せざる得ない状況となりました。
四半期配当を$0.51→$0.10へ大幅減配です。
上記グラフはWFCの配当履歴です。
リーマンショック後では1株あたり0.34ドルから0.05ドルへ減配を実施しています。
0.05ドルの配当は2年程度続き、その後増配こそしていますが低水準は2012年頃まで続きました。
特に今回のコロナ禍でウェルズ・ファーゴは米国6つの大手銀行と比較してストレス耐性(財務状況)は弱かった模様です。
今回のパンデミックでJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーの中で唯一減配した銀行となりました。
貸倒引当金を多く積んでいる
一方で、決算内容を見るとキャッシュを失っている訳ではなさそうです。
WFCはローンに対して貸倒引当金を多く積んでいます。
貸倒引当金とは、貸倒損失によるリスクに備え損失になるかもしれない金額を予想して、あらかじめ計上した引当金です。
貸倒とは損失というのは、要は貸したお金が戻ってこなくなることですね。
会社が倒産などの理由で債権が回収不可(不良債権)となります。
コロナショックでの貸倒リスクを予想して、防御態勢を高めていたことが見受けれます。
コロナショックパンデミックによる倒産で不良債権は増加していますが、それでも前年同期比で+23%です。
現状生じている貸し倒れ損失はそこまで大幅に増加している訳ではなさそうです。
とはいえこの決算はQ2の内容。今後どこまで悪化するかはかなり不透明な状況といえるでしょう。
雑感
当方も少なからず保有しているWFCがまさかまさかの悪決算で大幅減配となりました。
しかもつい最近新規購入しています。(決算を待ってからインするべきでした。反省です。)
逆に長期的に見れば、今が底であるとも言えるのではないでしょうか。
低金利で銀行には厳しい状況が続くと見られますが、今後の金利上昇局面となれば株価上昇・復配も予想できます。
このような状況でぼちぼち買い増しを進めていければと考えています。
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