「2016年にKDDIを1000株300万円分購入して…」にひとこと言いたい

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

最近とあるツイートを目にして私自身思ったことがあるので記事にしたいと思います。

そのツイートというのがこちら。(念の為ツイート主は伏せています)

こういうツイートって結構ありがちなんですが、ちょっと配当ばかりに着目しすぎなんじゃないのかと私は思うのです。

もちろんKDDIは優良株だと思います。売上は安定した右肩上がりですし、利益も底堅く、毎年の増配もしっかりしており業績は素晴らしいものだと思います。市場もほぼ寡占といって良いと思いますしね。

 

ただね、KDDIに300万円も投資するのであれば米国の株価指数に投資した方がいいんじゃないのって話です。高配当投資をしていた過去の自分に向けて自戒も込めています。

インデックス最強!っていうことを言いたい訳では毛頭御座いません。もはやこんなの重々周知の事実かと思いますしね。

リターン比較 VS VOO

ひとまず米国の代表的な株価指数のS&P500指数に連動したETF「VOO」とのリターンを比較してみました。

早速結果から見ていきます。

2016-2022 リターン(%) リターン 投資元本+リターン
KDDI +38% ¥1,194,000 ¥4,304,000
VOO +147% ¥4,420,000 ¥7,692,000

上記はKDDIの2016年1月1日始値¥3,110を1,000株購入(311万円分)購入した場合のリターンです。
税引前配当金と2022年2月2日終値¥3,664ベースに含み益を算出し計算しています。尚、配当は再投資していません。

一方で、VOOは2016年にKDDIと同金額の311万円を投資した場合のリターンです。為替は考慮していません。
こちらは配当再投資しております。従って純粋な比較にはなりません。計算が面倒でした。申し訳ありません。

とはいえ、VOOについては2倍以上のリターンを叩き出していることが分かると思います。KDDIは仮に再投資しても2倍にはならかなったでしょう。せいぜい1.5倍(50%)程度でしょうか。

 

結果から分かる通り、2016年に300万円の投資をするのであればVOO一択なのです。(もしくはVTIでもいいです。)

目先の配当で盲目になるな

冒頭でも述べましたが、自戒を込めて当記事を書いています。こういうことを書いているのは免罪符のつもりです。ご承知おきください。

 

いやでも分かりますよ。配当金が入金されるのって嬉しいんですよね。

なにより会社以外からの収入が増えて自身の可処分所得が増加しているような感覚になれる訳ですから、こんなに気持ち良いことはありません。

更に配当金って定期的に入金されますから、目に見えてお金が増えていく感覚ってなんだか癖になるんですよね。私自身高配当投資を行っていた(いる)ので痛い程分かります。

 

ただし、投資ってなんのためにやっているのでしょうか。
優待品が欲しいから、会社を応援したいから、お金が余っているから、可処分所得を増やしたいから・・・etc
人それぞれ目的はあると思います。

ただ恐らく大半の人が”お金を増やしたいから”なのではないでしょうか。

私自身はお金を増やしたいから投資をしています。
他に投資より手軽に増やせる手段があれば迷わずそれを選びます。

だってそうでしょう。仮に未来が見えていて、KDDIに投資すれば5年後に1.5倍、VOOは2.5倍になるよって言われたらほとんどの人がVOOを選ぶんじゃないでしょうか。KDDIを選ぶ人はアタオカかどっかのドMしかいません。もしくは優待に目が眩んだ人かな。

 

まあ結局のところ何が言いたいのかと言うと、目先の配当に盲目になって将来のリターンを毀損するのは勿体ないよってことです。

まとめ

当記事で述べたことをまとめると、今回のツイートは

2016年にVOOに300万円分投資していれば、2022年には760万円になっている。米国の精鋭企業500社に分散投資でき、リスク分散は完璧だ。今後の株価上昇や増配にも期待できるだろう。このペースなら年率7%で右肩上がり、これこそ長期投資だ

となる訳です。

 

 

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