玩具商社首位のハピネットから株主優待が届いた(2022)

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

国内で玩具卸売業を展開するハピネット(東P:7552)から株主優待の申込みハガキが届きました。

今回の記事ではハピネットの優待内容及び銘柄情報について簡単にご紹介します。

ハピネット(7552) 株主優待

ハピネットは冒頭でも述べた通り主に玩具の卸売業を営んでいる複合商社です。玩具卸売では国内首位の規模となっています。

玩具という名の通り、ハピネットの株主優待は保有株式数に応じておもちゃカタログから商品を選べる内容になっています。

また、500株以上の株主には加盟店で使用できる「こども商品券」も付与されます。

保有株式数 優待カタログより こども商品券
100株以上 500株未満 1品
500株以上 1,000株未満 2品 2,000円分
1,000株以上 3品 5,000円分

2022年3月期のカタログはこちらからご覧になれます。こちらのページでは過去の優待内容がご覧になれます。)

カタログの内容は子供向けおもちゃのみならず、映画DVD/BDも含まれています。
品数は全22種類。正直バラエティ豊富とは言えない内容ですね。

届いた総会招集通知書と優待カタログ、申込みハガキ(投函済み)

株主優待はWEBからでも申し込み可能です。

–>> ハピネット 株主様ご優待申込サイト

優待申込みハガキに記載されている株主番号と郵便番号、メールアドレスを入力して商品を選択します。

ハガキをポストに投函する手間が省けますから、WEBの方が手軽かもしれませんね。

 

尚、優待申込み期限は2022年7月8日までとなります。猶予は1ヶ月程度しかありませんのでご注意ください。

こども商品券について

こども商品券は全国の百貨店、スーパー、専門店でおもちゃやベビー子ども用品、文具等に利用できるギフト券です。

出所:こども商品券

加盟店検索はこちら

そごうや高島屋等の大手百貨店や、イオンや西友等の大手スーパーでも使用可能です。もちろん玩具大手のトイザらスでも使えます。

子供がいる家庭には大変助かりますよね。こども商品券であればカタログの内容に縛られることなく使えて汎用性が大変高いのが特徴です。

また使わない場合は金券ショップで売却も可能です。この場合は95%程度の買い取り金額が相場のようです。(有効期限1年以上必須)

優待の使い道

話は戻りますが私自身、カタログの中からなにを選択したのかと言うと、「No.8 Nintendo Switchソフト ジャックジャンヌ」にしました。

というのも、カタログの中から私が欲しい目ぼしい商品がありませんでしたので、上記ゲームソフトをメルカリ等で売却して換金しようという魂胆です。

調べたところ2022年3月期の優待の中ではNo.8のジャックダンヌが一番高く売れそうです。
メルカリでは5,000~6,000円程度取引されているみたいです。(ハピネットの優待到着後に価格破壊が起きるかもしれませんが・・・)

 

見たい映画DVDもありませんでしたし、おもちゃも要りませんからね。
特に選択するものが無ければ換金性の高い商品を選択するのがベストかと思われます。

総合利回り

配当金と株主優待を含めた総合利回りについては以下のようになりました。

  • 100株 :7.1%(配当金6,500円+優待5,000円=11,500円)
  • 500株 :5.5%(配当金32,500円+優待12,000=44,500円)
  • 1,000株:5.2%(配当金65,000円+優待20,000円=85,000円)

※2022年6月3日終値 1,611円で計算

単元取得が一番利回りが高くなりましたね。

尚、優待品はジャックジャンヌ売却の5,000円で計算しています。配当金は税引前です。

ハピネットの業績

次にハピネットの業績について簡単にまとめていきます。

売上高・営業利益・営業利益率

作成:makereigyouman

売上高は直近5年で増加傾向となっています。営業利益はおおむね横ばいですが、2022年3月期では過去最高益を達成しています。

利益率は一見低いように見えますが、商社業界では1.5%~2.0%が平均です。ハピネットも同様におおよそその値に収まっているかと思います。

セグメント別売上高

ハピネットの事業は「玩具事業」「映像関連事業」「ビデオゲーム事業」「アミューズメント事業」と4つのセグメントから成ります。

作成:makereigyouman

メイン事業の玩具事業については売上高は増加傾向で、特に2022年3月期は前期比で大幅増になっています。
ビデオゲーム事業はコロナ禍でスイッチやPS5等のハード・ソフト共に好調に推移しました。
アミューズメント事業についてもカプセル玩具やカードゲームの売上が増加したことにより前期比で大幅増となりました。

他方、映像関連事業は伸び悩んでいる印象を受けます。コロナ禍で劇場の座席販売制限の影響が主因のようです。

とはいえ総じて業績は伸びています。

自己資本比率

作成:makereigyouman

自己資本比率推移です。

基本的に卸売業の自己資本比率は20%程度が一般的とされていますが、ハピネットは50%程度と高い自己資本比率となっています。

商社は製造業と比較して運転資金が必要なため自己資本比率は低いんですね。
商社等の卸売業は在庫確保や金融機能のため運転資金が大きくなります。この運転資金は短期借入金で賄っているため自己資本比率が低くなることが一般的です。

配当金・配当性向

作成:makereigyouman

配当金も増配傾向ですね。ハピネットの場合2019年3月期から50円配当維持の政策を掲げています。

安定的な配当額として1株当たり年間50円を維持するとともに、連結配当性向40%を目標として株主還元を実施していくとのこと。

要は50円を下限値として、業績連動でプラスアルファ増配されるということですね。
2022年3月期は15円の増配で1株当り年間65円の配当となりました。

株主状況

作成:makereigyouman

バンダイナムコホールディングスが26%超の株式を保有しています。筆頭株主ってやつですね。
ハピネット自体、バンダイナムコのグループ会社ですから当たり前なのですけどね。

これは個人的な憶測も入りますが、場合によってはバンダイナムコからのTOBが狙えるかもしれません。
バンダイナムコの商社として完全子会社化されることもあり得ると思います。

仮にTOBされれば買収時のプレミアムが上乗せされますから、プレミアム狙いで保有しても良いかもしれませんね。

まとめ

最後に簡単にまとめます。

  • ハピネットの優待はおもちゃカタログから選択。
  • 単元で総合利回り7%超。
  • 業績は右肩上がり。配当は50円維持を掲げる。
  • バンダイナムコからTOBの可能性を孕む。

優待と配当金がしっかり出てTOBプレミアムの可能性も孕んでいますから、保有しても面白いかもしれませんね。

 

※投資は自己責任でお願いいたします。

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