【PM】フィリップ・モリス第3四半期決算発表!!コンセンサス上回るも株価下落

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

フィリップ・モリスの2020年第3四半期決算が発表されました。

コンセンサスを上回りましたが、株価は下落となりました。

以下、決算内容を紐解いていきます。

【PM】フィリップ・モリス第3四半期決算発表

  • 売上収益:$ 7,446
  • EPS:$1.42(予想:$1.36)
  • 純利益:$ 2,307

前期との比較は下表にまとめました。

決算内容についてはまずまずの内容かなといった印象です。

営業利益は上昇していますし、収益性を見る指標のEPS(1株当たり利益)は微減ですが誤差内といっていいでしょう。

新型コロナウイルスの影響があるなか、かなり頑張った方だと思います。

 

ただ、この決算を受け株価は下落となりました

前日比6%も下落しています。

まずまずの決算にも関わらず、売られた理由はなぜでしょうか?
以下、私の考察を述べていきます。

製品別出荷数

まず、製品別出荷数を見てみます。

製品別ですと、紙巻きタバコの出荷数が前期比と比較して10%近く減少しています。

一方で、iQOS等の加熱式タバコは20%近い上昇を見せています。

一見悪くなさそうですが、トータルの出荷数が7.6%も減少しているのです。

恐らく、これも売られた原因の一つでしょう。

いくら加熱式タバコが伸びているとはいえ、全体の割合からするとまだまだ少ないです。

更にやはりトータルでの出荷数がフォーカスされますから、今後のタバコ市場の縮小が顕著に数字に現れたことで、PMの株は売られたものと推測します。

また通期予想が市場予想が下回ったことで売られたというのも理由の一つかと思います。

株価は数年先の成長を織り込む

なぜかタバコ株ホルダーは利益ばかりに目がいっており、「利益が伸びている!!タバコバンザイ!!」とばかり言っています。(私もホルダーですが。)

ただ、結局のところ利益と売上高は直結します。
市場そのものが縮小傾向ならば、売上高は減少しそれにあわせて利益水準も落ち込むものであると推測します。

株価は数年先の成長を織り込むとも言われています。

フィリップ・モリスの売上高は頭打ち傾向であり、今後は下落に転じていくものと予想します。

出所:strainer

株価はこの悲観的な未来を織り込んでいるのでしょうか。

2017年頃の高値を境に、長い下落トレンドが継続しています。

出所:楽天証券

タバコ株ホルダーの未来は依然として暗い。そう思ったメーカー営業マンでした。

 

※投資は自己責任でお願いします。

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