【RDS-B】ロイヤル・ダッチ・シェルが2020年第二四半期決算発表!配当は変わらず
どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。
ロイヤル・ダッチ・シェルの2020年第二四半期決算が発表されました。
依然として新型コロナの影響は大きいものの、調整後収益ではなんとか赤字回避の決算となりました。
決算内容を少し紐解いていきます。
ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS)2020年第二四半期決算
出所:ロイヤル・ダッチ・シェル決算資料
RDS ’20 Q2 決算
- 売上高:$32.5B(前年同期比-65%)
- 純利益:-$18.1B(前年同期$31B)
- 調整後収益:$0.6B
第二四半期に総額168億ドルの減損処理を計上しています。
これはコロナ禍による原油/ガス価格の下落分を考慮した減損処理となります。
特別項目を除外し供給コストを調整した、最終的な利益は6億ドルの黒字となったようです。
アナリスト予想は6億ドルの赤字だったため、サプライズ決算となりました。
黒字の要因としては、原油・石油製品のトレーディングが好調だったこと、営業経費削減が挙げられるようです。
配当について
出所:ロイヤル・ダッチ・シェル公式HP
ちょっと期待していた配当については、残念ながら減配を維持との発表です。
配当を吐き出してくれるだけまだマシと言ったところでしょうか。
高配当投資家が保有しているであろう、RDS-B(ADR)の配当は一株あたり0.32ドルとなっています。
減配とはいえ、配当利回りは4%以上を維持しています。
最近利回りが高い銘柄が多いため、感覚がおかしくなっていますが、4%でも十分高配当ですよね。
フリーキャッシュフローについて
出所:ロイヤル・ダッチ・シェル決算資料
第二四半期のフリーキャッシュフローは大きく減少に転じています。
とはいえ、第一四半期でフリーキャッシュフローは大きく増加しているため、半期通算ではキャッシュフローは確保できています。
出所:ロイヤル・ダッチ・シェル決算資料
更に詳しく見ていきます。
運転資本を除く営業CF(Cash flow from operating activities excluding working capital movements)は前期より減少しています。
74億7,300万ドル→65億4,300万ドルへ減少です。
前年同期は100億4,620万ドルですから、前年同期比約-38%の減少です。
かなり厳しい状況が伺えます。
これでは配当を復配するのにも相当な時間を要するかもしれませんね。
株価推移
ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS-B)2年チャート 出所:楽天証券
コロナ禍以降、株価は低空飛行を続けています。
30ドルのラインがレジスタンスラインとなっていましたが、今回の決算発表を受けてプレマーケットでは2%超下落し30ドルを割っています。
恐らくキャッシュフローを圧迫していることがネガティブ要因として捉えられているのではないかと推測します。
石油メジャーにとって厳しい状況はまだまだ続きそうです。
個人的にはこのような底で餓狼売りする必要はなく、特段資金が必要な状況でなければホールドで良いと思います。
無配になっておりませんので、配当を受け取りながら株価の回復を忍耐強く待つ必要があるのかなと思っています。
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