【WIMI】2020年度決算-前年比売上140%増!急成長するAR市場
どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。
私も保有するペニー株のWiMiホログラムクラウド(以下WiMi)が2020年度の年次報告書を証券取引委員会に提出しました。
以下、2020年度年次報告書の内容を少し紐解いていきます。
尚、WiMiについては以前書いた記事をご参照ください。
WiMiホログラムクラウド 2020年度年次報告書
以下データはこちらの年次報告書(フォーム 20-F)を参考にしました。
売上高
まずは売上高です。売上高は順調に増加しています。
特に2020年度の売上は顕著に伸びており$117.4Mに増加しました。これは前年比140%の上昇率です。
売上高が増加した要因としては、2020年9月に半導体事業を開始したことによるものとのこと。
ARエンターテインメント事業の売上は約56%減少しましたが、AR広告事業は堅調に推移し、半導体事業の開始により全体的には大幅な増加となりました。
WiMiは2020年9月に半導体子会社VIYIを設立しています。
ソフトウェアから半導体含むホログラフィック関連を包括的に提供していく動きのようです。
粗利益
粗利益は前年比では微減となっています。
半導体事業はまだまだ開始したばかりですから、売上高が増えてはいるものの利益にはなっていないようです。
営業利益
2020年度の営業利益は一転してマイナスとなっています。
マイナスの要因は半導体事業発足による研究開発費の増加及び、その他販管費の増加によるものとのこと。
特にARホログラフィック技術についても大幅な研究開発費増となっています。
また新規子会社立ち上げによる費用増加も含むでしょう。
営業利益率
2018-2019年は減少こそしているものの、非常に高い利益率を叩き出しています。
2020年は営業利益がマイナスですから、営業利益率もマイナスとなります。
株価推移
WIMI 株価チャート 出所:StockCharts
直近の株価推移です。
小型株ブームに乗り一時は10ドルを超えましたが、今ではその半値近くの5ドル付近で彷徨っています。
もともと株価は数ドル台のペニー株でしたから、安定の位置と言えるでしょうか。
怪しい企業WiMi
年次報告書を見る限りではもう少し株価は上昇しても良いとは思いますが、依然として株価は上がってくれません。
というのも、種々リスクが絡み合っていますから、それが株価の押し下げ要因となっているものと推測します。
まあ簡単に言えば、WiMiは実態の無いハリボテ企業なんじゃないの?ってことです。
なんとなく怪しい匂いはするので、そう思われても仕方ないと思っています(笑)
例えば監査法人が無名な会社だったり、四半期報告書が未提出だったり、いろいろと怪しい部分があるんですよね。
この辺りも記事にしていますので、よかったらご参考なさってください。
雑感
WiMiのプレスリリースを見る限りでは非常に夢のある企業だと思います。
ホログラフィックARやヘッドマウントディスプレイ、車載向けLiDARセンサー、更にこれに加えて半導体事業を始めています。
こういった文字を見る限りでは最先端の技術を持っている会社と思えてくるんですよね。
仮に報告書の内容が本当であり、実態のある会社であるとすれば株価は非常に安いんじゃないかと推測します。
現在の時価総額はたったの466億円、しっかりと収益を出している企業の割には低いと思います。
とはいえリスクも持ち合わせていますから、WiMiへの投資はハイリスクなものと言えるでしょう。
WiMiへの投資は余剰資金のみで、ポートフォリオの一部に留めておくことをオススメします。
もちろん投資は自己責任でお願いします。
Enjoy!! your investment Life!!
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