今こそロシアへ投資のときか?iシェアーズMSCIロシアETF【ERUS】

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

最近は世界情勢がロシアを筆頭に混乱に巻き込まれていますね。平和を願いたいものです。

さて皆さんもご存知の通り、ロシアがウクライナへ侵攻しています。
この侵攻によりロシアは様々な経済制裁を受けている訳ですが、その影響でロシアの株価指数は大暴落しています。

ロシアRTS指数 1年チャート 出所:SBI証券

上チャートはロシアの代表的な株価指数であるRTS指数の1年チャートです。
見ての通りロシアがウクライナへ侵攻してから指数は大暴落しています。

これは今こそ投資のチャンスか!?とはいえ「落ちるナイフは掴むな」という投資格言もありますから慎重にいきたいところです。

尚、RTS指数について簡単に解説しておくと、モスクワ取引所に上場する流動性が高く時価総額の大きな50銘柄で構成されている、時価総額加重平均型の指数となっています。構成銘柄は3ヶ月ごとに見直されるようです。

 

今回はRTS指数ではありませんが、ロシアの株価指数に投資できるETF「iシェアーズMSCIロシアETF(ERUS)」について紐解いていきます。

iシェアーズMSCIロシアETF(ERUS)

まずは基本情報について見ていきます。

基本情報

名称 iシェアーズ MSCI ロシアETF
ファンド概要 iシェアーズ MSCI ロシアETFは、ロシアの株式で構成される指数と同等の投資成果を目指しています。
ティッカー ERUS
上場市場 NYSE Arca
ファンド設定日 2010年11月09日
純資産額 約120億円(2022年2月28日時点)
経費率 0.57%
分配利回り 5.84%(2022年1月31日時点)
取扱ネット証券(主要のみ掲載) SBI証券、楽天証券、マネックス証券

参照元:Black Rock

iシェアーズMSCIロシアETF(以下ERUS)はMSCI ロシア25/50インデックスに連動した投資成果を目指すETFとなっています。

MSCI ロシア25/50インデックスはロシアの証券取引所に上場されている株式の時価総額上位85%を占める株式のパフォーマンスを測るように構成された時価総額加重インデックスです。

直近の資金流出により純資産額は恐ろしく低いですね。また経費率も他インデックスと比較して高めです。

組入上位10銘柄

ERUSの主な採用銘柄は以下の通り。

組入比率(%) 銘柄名(ティッカー) 企業概要
20.09 GAZPROM(GAZP) 天然ガス生産・供給 世界最大企業
15.18 NKLUKOIL(LKOH) ロシア最大の石油企業
8.45 SBERBANK ROSSII(SBER) ロシア最大の商業銀行
6.63 GMK NORILSKIY NIKEL(GMKN) 鉱石および非金属鉱物の探査・抽出・精製および貴金属の販売
4.53 TATNEFT(TATN) ロシア5番目の石油企業
4.44 PAO NOVATEK GDR(NVTK) 天然ガス企業
3.41 POLYUS(PLZL) ロシア最大の金鉱企業
3.38 TCS GROUP HOLDING REPR CLASS A RE(TCSG) ロシア金融グループ
2.93 SEVERSTAL(CHMF) ロシア最大の鉄鋼メーカー
2.83 NOVOLIPETSK STEEL(NLMK) 鉄鋼メーカー

※2022年2月28日時点

構成銘柄はご覧の通りでロシアを代表する企業群で構成されています。

セクター割合

構成銘柄のセクター割合です。

51%が天然ガスや原油等のエネルギー、24.2%が貴金属等の素材関連となっています。

半分以上がエネルギー関連とは凄いですね。それもそのはずで、ロシアの経済成長を支えてきたのはエネルギー資源だからです。

古いですが下はエネルギー資源の輸出額とロシアの経済成長率の相関グラフです。
エネルギー資源の輸出が増大するにつれてロシア経済も発展してきたという訳です。

出所:「ロシアを支えるエネルギー資源」日本エネルギー経済研究所

ちなみに欧州のエネルギーはロシア依存が大きく、天然ガスに関しては約4割がロシアからの輸入となっています。

トータルリターン

年率リターン

年率 1年 3年 5年 10年 設定来
トータルリターン(%) 17.98 17.50 10.31 4.64 2.53

直近数年ではそこそこのリターンを叩き出していますね。ただ設定来ではかなり低いですね。

S&P500は直近3年は約22%、5年は約16%ですから大きくアンダーパフォームしています。

年次リターン

年次 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
トータルリターン(%) 4.51 -3.67 48.35 -7.30 17.98

年次では2019年に大きくパフォーマンスを上げました。2019年の崩落率では主要国トップだったようです。

資料によると。堅実な政策運営や良好なファンダメンタルズなどが評価され、ロシア株に資金が流れたようです。

出所「2019年の株式市場の回顧と2020年の展望」日興アセットマネジメント

株式の資金流入先はやはり良好なファンダ。現在のロシアは各国から経済制裁を受けていますからそれが今後のファンダメンタルズにどう影響してくるのか・・・。分かりませんが、やはり今のロシア株への投資はリスキーですかね。

MSCI 指数除外検討報道

更に以下のような報道も出ているので、正直こんな状態では投資もクソもありませんね。

株価指数を算出するMSCIの幹部は28日、ロイターとのインタビューで、欧米の追加制裁によりロシアの株式市場は投資不可能な状態にあると指摘し、指数からのロシア企業除外を検討する可能性があると述べた。

引用元:ロイター

チャート

finviz dynamic chart for  ERUS

出所:finviz

ERUSのリアルタイム株価チャートです。

めちゃくちゃ下げているんですよね。これを掴みたくなる気持ちも分からなくはないです。

ただ投資の基本は順張り投資です。先にも述べたとおり落ちるナイフを掴むような逆張り投資はあまりオススメできません。

まとめ

最早まとめに入りましょう。

  • 情勢悪化によりロシア株価指数は暴落
  • ロシアの産業の多くはエネルギー・貴金属関連
  • 欧州のエネルギーはロシアに大きく依存
  • MSCIからは指数除外懸念あり

ご覧の通りロシアは資源大国ですし、資源のある国、ない国がありますから独占に近いかたちなんですよね。
多少なりともロシア依存を減らせるかもしれませんが、完全に減らすのは不可能なことだと思います。資源は有限ですからね。

まあなんとも難しい局面ですよね。投資しないに越したことはありませんが、丁半博打で今こそロシアETFを買ってみても面白いかもしれません。

 

ちなみに余談となりますが、2014年頃のクリミア侵攻によってロシア株が暴落したときに有名投資ブロガーのたぱぞう氏はロシア投信を買ったんだそうです。(ソース:楽天トウシル

 

※投資は自己責任でお願いします。

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