スーパーメジャー2020年第2四半期決算をまとめてみた【XOM,RDS,BP,CVX】
どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。
スーパーメジャーの2020年第2四半期決算が出揃いましたね。
今回は大手石油メジャーの以下4社の決算内容を見やすいようにまとめてみました。
- エクソン・モービル(XOM)
- ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS)
- BP(BP)
- シェブロン(CVX)
各社がどのくらいの赤字を出したのか、配当はどうなったのか、ぱっと見で分かると思います。
スーパーメジャー2020年第2四半期決算をまとめ
※配当利回りは2020年8月7日終値から算出
ざっとこんな感じでしょうか。
シェルとBPは巨額赤字を計上
今回特に目立ったのが、シェルとBPの赤字額ですね。
シェル、BPは100億ドルを超えた赤字を発表しており、2社とも配当を減配していますので、かなり厳しい状況が伺えます。
グラフ見てみると分かりやすいと思います。
シェル、BPの赤字額が突出しています。
赤字の理由としては、原油安による巨額の減損処理をしているためです。
シェル、BPは脱石油に向けて大幅な事業転換を打ち出しています。
このタイミングで大幅な減損処理を実施し、事業転換を急ぐプランなのかもしれません。
エクソン・モービルの減配リスクは依然続くか
また、エクソン・モービルは赤字額こそ少ないですが、配当利回りが極端に高くなっているので減配リスクは依然として高そうです。
ひとまず、最悪期が予想される第2Qを乗り越えたことは大きいですが、来期もまだ安心できない状況が続きそうです。
シェブロンは増配済
一方でシェブロンは2020年1月に増配しており、今期も配当継続を発表しています。
今年の増配で30年以上の増配記録を打ち立てましたが、他エネルギー企業と同じようにどん底に直面していることは間違いありません。
エクソン、シェブロンは企業の配当方針を掲げ、そのプライドから必死に減配を避けようとしています。
こういった危機に直面したときこそ、株主還元にプライドを持った企業が必要になってくるのではないでしょうか。
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以下、私が保有している3社(シェブロン以外)について記事しています。
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