【PLTR】国家機関御用達のデータ分析企業パランティアテクノロジーズ(米国株)

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

今回は個人的に気になっている米国企業「パランティアテクノロジーズ(Palantir Technologies Inc)【NYSE:PLTR】」について調べてみました。

【PLTR】米国データ分析企業「パランティアテクノロジーズ」

基本情報

社名 パランティアテクノロジーズ (英文社名:Palantir Technologies Inc)
概要 パランティアテクノロジーズは米国のデータ分析企業。米軍、国防総省、FBI、CIAといった機関及び大企業向けにビッグデータの分析・解析を行う。主要な解析プラットフォームは防衛及び諜報機関アナリスト向けのGotham(ゴッサム)と民間セクター向けのFoundry(ファウンドリー)で、リスク対策及び業務効率化を目指す。本社所在地はコロラド州デンバー。
本社所在地 1555 Blake Street, Suite 250 Denver, CO 80202 USA
設立年月日 2003年5月
従業員数 2,439人(2021年6月時点)
業種 IT・通信
上場市場 NYSE(ティッカー:PLTR)
上場年月日 2020年9月30日
時価総額 $45.3B(約5.96兆円)2021年6月12日時点

参照元:Yahoo! Finance

パランティアテクノロジーズはビッグデータ分析を専門とする米国公的ソフトウェア企業です。

米軍や国防総省、FBI、CIA等の諜報機関や公的機関向けにビッグデータの分析・解析を行っています。

また民間企業にもビッグデータの分析・解析プラットフォームを提供しています。

 

ちなみに社名の由来はJ・R・R・トールキンの『指輪物語』から来ているそうで、パランティアは過去や未来を見通す水晶玉の名称です。

そう、白の魔法使いサルマンが使ってたこの水晶玉のことです。ピピンが除くなと言われているのに覗いてしまってアタオカになったやつです。

出所:映画「ロード・オブ・ザ・リング」

パランティアの2つの主要製品

データ分析プラットフォーム『ゴッサム』

出所:Palantir

パランティアの主要製品としてデータ分析プラットフォームがあります。

大きく民間向けと公的機関向けに分かれており、公的機関向けの解析プラットフォームがこの『Gotham(ゴッサム)』です。

出所:Palantir

ゴッサムは米軍や国防総省、CIA、FBI等の防衛・諜報機関で使用されています。

以前はシステムや業務プロセスなどが、他のアプリケーションや他事業部や部門との連携を持たずに自己完結している状態(サイロ化)でしたが、ゴッサムの導入により初めてデータベースが統合されました。

出所:Palantir

データの共同入力とレポートの作成をサポートするゴッサムステンシルやホワイトボードのようなインターフェイスでネットワークを探索、視覚化できるゴッサムグラフなど、様々なツールが存在します。

例えば、ゴッサムグラフでは疑わしい電話番号に関連付けられた情報をマップ上に表示し視覚化することが可能です。

  

出所:Palantir

他にも上空からビデオ映像で監視し、味方・敵ユニットや機器をオーバーレイ表示で確認することができるゴッサムビデオ、怪しい船舶の動きを特定し、停止命令等を出すことができるゴッサムガイア等のツールもプラットフォームに存在します。

 

このプラットフォームは米国政府全体に受け入れられており、以下機関で使用されています。

  • 米陸軍、海軍、空軍
  • 米国特殊作戦軍
  • 疾病管理センター
  • 農業省
  • 国土安全保障省
  • 退役軍人省
  • 食品医薬品局
  • 国立衛生研究所
  • 証券取引委員会

このようにして、諜報機関や防衛機関には無くてはならないソフトウェアを提供する企業がパランティアなのです。

民間向けデータ分析・解析ソフトウェア『ファウンドリー』

一方で、民間企業向けにもデータ分析・解析ソフトウェアを提供しています。

それがPalantir Foundry(ファウンドリー)です。

企業は一つのプラットフォームで様々なツールのデータを統合・解析することが可能になったことで、より効率的な運営をすることができます。

出所:Palantir

パランティアは公的機関のみならず、民間企業向けにもこうしたプラットフォームを提供しており、様々な価値を発揮しているというわけです。

パランティアが諜報機関に採用されたワケ

パランティアをここまでの企業に押し上げた要因として、「Xキースコア」というメールハッキングソフトが挙げられます。

出所:Wikipedia

Xキースコアは、世界中の外国人に関するインターネット上のデータを検索・分析するために米国国家安全保障局(NSA)が使用する元極秘コンピュータ・システムで、電子メール、SNSのメッセージ、ウェブページの閲覧・検索履歴などを対象とし、オンライン上での利用をリアルタイムで監視することができます。

2013年にNSA元局員のエドワード・スノーデンによってこの存在が明らかにされました。

エドワード・スノーデン (後にこの出来事は映画化された。映画「スノーデン」吹替版

「パランティアは創業からわずか数年で優れた情報解析システム『Xキースコア』を開発し、めざましい実績を上げた。最たるものは、CIAが血眼になって探していたイスラム過激派『アルカイダ』のトップで、米同時多発テロの首謀者と目されたオサマ・ビン・ラディンの追跡任務への協力だった。同社はこれを見事にやり遂げ、ビンラディンは2011年5月、パキスタンにおいて発見され、射殺された」

引用元:現代ビジネス

この驚異的なハッキングソフト「Xキースコア」を開発し、諜報機関に大きな実績を残したのがパランティアという訳です。

積極的な投資で他社を差別化

出所:Palantir

先に述べたように圧倒的地位を築いているパランティアですが、こうした背景には開発への積極的な投資があるのです。

上グラフはパランティアの年ごとの投資額を示しています。

年々、開発への投資額は増加しており、2019年には$1.5B(約1,650億円)にも上っています。

売上は米国政府向けが半分を占める

パランティア直近の売上高です。

ここ近年では米国政府との取引が増加傾向となっており、2019年は民間向けが半分以上でしたが、2020年は政府向けが半分以上を占めています。

出所:Palantir

更に、アメリカ軍関係からの収益は2019年に大幅に増加しています。

長らくアメリカ陸軍は民間のソフトウェアを使用することを拒否し続けていました。

これに対してパランティアが陸軍相手取って訴訟を起こした訳です。
この訴訟に敗訴した陸軍は裁判所から民間ソフトウェア使用の検討を命じられ、パランティアのソフトを使用することとなったのです。

売上高・営業利益

パランティアの直近3年の売上高・営業利益です。

売上高は年々増加しているものの、営業赤字が続いています。

ちなみにパランティアは創業当時から17年間万年赤字企業です。長く赤字体質から脱却できていません。

先に述べている研究開発費が非常に重くのしかかっています。

株価推移

パランティア【PLTR】1年チャート 出所:Yahoo!ファイナンス

パランティアの株価推移です。

株価は上場後まもなくして小型株ブームもあり$40以上の高値をつけました。その後一転して下落に転じています。

現在の株価でも時価総額は5兆円以上ありますから、割高感が否めません。

更に、発行済株式数が多いのが難点です。発行済株式数が多いと一株当たりの株価が簿価され、株価が低迷する要因となります。

まとめ・所感

最後にまとめです。

  • パランティアは政府御用達のソフトウェアプラットフォーム企業。
  • 政府関係、民間向けも年々増加傾向にあり。
  • 長らく赤字体質から脱却できていない。
  • 株価は割高感あり。

米国政府や大企業が顧客で収益基盤は安定している点は魅力的ですが、赤字幅が拡大している点がなんともイマイチです。

また期待感から時価総額は上昇しており、割高感から今すぐにINする必要はないのかなといった印象です。

今後、黒字化することでS&P500指数への採用といったストーリーは描けるかもしれません。ただまずは黒字化が先決です。

こうした銘柄は黒字化してからINしても遅くはないと思います。

 

いずれにせよ、長期的に握っていくには良い銘柄かもしれませんね。

 

※投資は自己責任でお願いします。

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