米国大手保険会社プルデンシャル・ファイナンシャルはコロナ禍でも配当維持を発表【PRU】
どうもメーカー営業マンです。
米国大手保険会社プルデンシャル・ファイナンシャルは第二四半期の配当を予想据え置きの一株当たり$1.10と発表しました。
減配企業が続出しているなか、PRUは踏ん張ってくれました。
この発表は少し前ですが、2020年5月12日に発表されています。
尚、権利落ち日は2020年5月26日、配当支払い日は6月18日となっています。
リンク先 PRU 普通株式の四半期配当を発表
プルデンシャル・ファイナンシャルについて
社名 | Prudential Financial, Inc.(プルデンシャル・ファイナンシャル) |
所在地 | 751 Broad Street, Newark, NJ 07102(ニュージャージー州 ニューアーク) |
事業内容 | 生命保険を主業としたアメリカ合衆国に本社をおく世界最大級の金融サービス機関。法人および個人の顧客に金融商品とサービスを提供している。 |
代表者 | John Strangfeld |
設立年 | 1875年 |
上場市場 | NYSE(ティッカー:PRU) |
セクター | 金融 |
出所:プルデンシャル・ファイナンシャル公式HP
プルデンシャル・ファイナンシャルは米大手老舗保険会社です。
設立は1875年と古く、創業140年を超えています。
米国では業界2位の位置を築いています。
ちなみに、企業ロゴはジブラルタル・ロックを使っており、堅固な財務基盤を象徴しているとのこと。
ジブラルタル・ロック 出所:iStock
日本では「プルデンシャル生命保険」として事業展開を行っています。
プルデンシャル生命保険という名前を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
私も以前、営業をかけられたことがあります。(契約はしませんでした。)
この手の話ですと、芦名佑介さんなんかがかなり有名ではないでしょうか?
あのゴリゴリ感はかなり強い印象を残すはず・・・。
とまぁ、話がそれるのでこのくらいにしておきます。
プルデンシャル・ファイナンシャルについて詳しい業績などは別記事で掘り下げていこうと思います。
株価は割安気味で高配当
PRU 5年チャート 出所:Google Finance
コロナショック後、株価は大きく下落しています。
セクター別に見ても、金融セクターはS&P500と比較して大幅に下落しています。
下落の要因は下記が挙げれます。
- 金利低下による債権運用成績の悪化
- 新型コロナウイルスの影響による保険金支払いのためのキャッシュ増加
特にPRUは生命保険会社のため、下落幅は他と比べて大きくなっています。
直近株価($56.28)に対する配当利回りはなんと7.82%となっています。
かなり割安に放置されていると見受けられます。
新型コロナによる最大の懸念事項
懸念事項は「新型コロナウイルスが業績にどう影響するか」になるかと思います。
保険金の支払いについては「疾病」や「戦争」などは対象外になるため新型コロナを理由とした保険金支払いにおいては限定的となると考えれています。
したがって、新型コロナの影響で保険金支払いが激増するというリスクは考慮しなくてもよさそうです。
また、金利上昇リスクについても、リーマンショック後から比較すると上昇に対するヘッジはかなり進んでいると思われます。
突発的な事象(リーマンやコロナ等)に対する対応力が高まっているとの見方があるようです。
ただ、一方で新型コロナの影響は経済活動停止を発生させています。
これによる波及効果は想像以上に大きいと予想されます。
経済活動停止による失業や自害など、生命に及ぼす間接的な影響が考えれます。
この影響が保険金支払いを増加させる可能性は十分あるでしょう。
連続増配年数は10年超え
PRUはリーマンショック後から年々増配を続けており、増配年数は10年を超えています。
しかし、リーマンショック後は減配を実施しています。
2012年では赤字でしたが、それでも増配を実施しました。
そのため配当性向は150%を超えました。
ただ、それ以降の配当性向は30-40%程度の安定した水準で推移しており、余力は十分といえるでしょう。
2020年12月期の予想配当は一株当たり$4.4となっています。
プルデンシャル・ファイナンシャルは「金融危機以外では減配したくない」と発表しており、積極的な株主還元が見受けられます。
ひとまず第二四半期は配当維持でしたが、
新型コロナウイルスの影響がどう響くか、今後要注目です。
まとめ
- プルデンシャル・ファイナンシャルは米大手保険会社
- コロナ禍でも配当維持を発表
- 高配当で割安放置気味
PRUはかなり割安に放置されていると思います。
正直、新型コロナの影響が業績にどう響くかはわかりません。
配当は維持されましたので、会社的には「限定的」との見方なのでしょうか。
個人的には投資妙味ありといったところです。
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