【グロース株ETF】QQQとVONGを比較してみる
どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。
以前、【VONG】バンガード ラッセル1000グロースETFが気になるということを記事にしました。
わたくし個人的にはETFは面白くないのであまり取り上げませんが、やっぱり今やはETFの時代ですよね。
ってことで今回は、同じグロース株ETFである、おなじみの「QQQ」と「VONG」を比較してみようと思います。
両ETFの特徴を掴んで頂けたら幸いです。
QQQとVONGを比較してみる
ETF概要
まずは、両ETFの概要から見ていきます。
QQQ
インベスコQQQトラスト・シリーズ1(Invesco QQQ Trust Series 1)は、米国籍のETF( 上場投資信託)。ナスダックに上場している時価総額が最大規模の非金融企業100社を含 むナスダック100指数に連動した投資成果を目指す。指数はコンピューターハードウエア ・ソフトウエア、通信、小売り・卸売り、貿易、バイオテクノロジーなどの主要業界の企業を反映。
引用元:Bloomberg
VONG
バンガード・ラッセル1000グロース(Vanguard Russell 1000 Growth)は、米国籍のETF (上場投資信託)。ラッセル1000グロース・インデックスに連動する投資成果を目指す。
引用元:Bloomberg
両社のコンセプトは似て非なるものです。
QQQは黄色のマーカーを引いたとおり、ナスダックに上場している新興企業を対象にしています。
一方で、VONGはNYダウも含めた米国全市場を対象としています。
端的に言うと、QQQはナスダック100指数、VONGはラッセル1000グロース株インデックスへの連動を目指したETFとなっています。
同じグロース株インデックスであるものの、中身の性質は全く違うことがわかります。
ナスダック100指数は、ナスダックに上場する、金融銘柄を除く、時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均によって算出される株価指数です。
10月末または11月末時点の時価総額を基準に毎年12月に定期的な銘柄の入れ替えを行っています。
米Russell Investments社が提供する外国株式インデックスです。
ラッセル1000指数の一部で構成されており、構成銘柄は時価総額ベースで米国市場の約90%を占めています。
採用基準はもちろん「グロース株」が対象です。
毎年銘柄の入れ替えが行われており、その時代の成長企業を反映しているとも言われているようです。
組入れ上位10銘柄比較
次に、組入れ上位10銘柄を比較していきます。
被っている銘柄は薄赤で塗りつぶしました。
上位8銘柄は被っています。
QQQは金融セクターを含まないため、VONGで採用されているV(ビザ)やMA(マスターカード)は採用されていません。
一方、最近勢いが目覚ましいTSLAの割合がQQQは上位4位に属しています。
逆にVONGは1.8%と少なめの印象です。
結局のところ、構成銘柄でETFを選択するかと思いますが、この辺は好みの違いになりそうです。
セクター別比較
お次はセクター別で比較してみます。
QQQはほぼテクノロジーセクターで占められている一方で、VONGは資本財がQQQと比較して多いですね。
もちろん、金融セクターも少なからず構成されています。
一見すると、VONGの方がバランスが良い感じがしますね。
年率リターン比較(2021年6月30日時点)
QQQ
1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 20年 |
43.96% | 28.29% | 27.98% | 21.25% | 13.24% |
VONG
1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 設定来 |
42.36% | 25.02% | 23.54% | 17.74% | 18.36% |
直近10年ではVONGはQQQに劣っています。
ただ、QQQはどちらかというボラティリティが高いETFという印象です。
逆にVONGはQQQと比較するとボラティリティは低めといったETFだと思います。
経費率比較
QQQ:0.20%
VONG:0.08%
VONGの経費率はかなり低いですね。
2倍以上差がありますから、長期的に保有した場合は経費率でリターンに結構な差がでそうです。
まとめ
- VONGはラッセル1000グロース株インデックスに連動するETF
- QQQはナスダック100指数に連動するETF
- 両社ともハイテクが大半を占めるが、VONGはQQQと比較してセクター分散されている。
- 経費率にも大きな差あり。
あくまでも個人的な主観ですが、VONGはVOO+QQQのハイブリットなETFという印象です。
ですから、VOO+QQQでセクター分散されている方は、他資本財や金融セクターも含んでいるVONG一本でも良いかもしれません。
個人的には結構投資妙味ありなETFだと思いました。
※投資は自己責任でお願いします。
Enjoy!! your investment Life!!
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