【グロース株ETF】QQQとVONGを比較してみる

2020年12月8日

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

 

以前、【VONG】バンガード ラッセル1000グロースETFが気になるということを記事にしました。

 

わたくし個人的にはETFは面白くないのであまり取り上げませんが、やっぱり今やはETFの時代ですよね。

ってことで今回は、同じグロース株ETFである、おなじみの「QQQ」と「VONG」を比較してみようと思います。

両ETFの特徴を掴んで頂けたら幸いです。

QQQとVONGを比較してみる

ETF概要

まずは、両ETFの概要から見ていきます。

QQQ

インベスコQQQトラスト・シリーズ1(Invesco QQQ Trust Series 1)は、米国籍のETF( 上場投資信託)。ナスダックに上場している時価総額が最大規模の非金融企業100社を含 むナスダック100指数に連動した投資成果を目指す。指数はコンピューターハードウエア ・ソフトウエア、通信、小売り・卸売り、貿易、バイオテクノロジーなどの主要業界の企業を反映。

引用元:Bloomberg

VONG

バンガード・ラッセル1000グロース(Vanguard Russell 1000 Growth)は、米国籍のETF (上場投資信託)。ラッセル1000グロース・インデックスに連動する投資成果を目指す。

引用元:Bloomberg

両社のコンセプトは似て非なるものです。

QQQは黄色のマーカーを引いたとおり、ナスダックに上場している新興企業を対象にしています。

一方で、VONGはNYダウも含めた米国全市場を対象としています。

 

端的に言うと、QQQはナスダック100指数、VONGはラッセル1000グロース株インデックスへの連動を目指したETFとなっています。

同じグロース株インデックスであるものの、中身の性質は全く違うことがわかります。

ナスダック100指数

ナスダック100指数は、ナスダックに上場する、金融銘柄を除く、時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均によって算出される株価指数です。

10月末または11月末時点の時価総額を基準に毎年12月に定期的な銘柄の入れ替えを行っています。

 

ラッセル1000グロース株インデックス

米Russell Investments社が提供する外国株式インデックスです。

ラッセル1000指数の一部で構成されており、構成銘柄は時価総額ベースで米国市場の約90%を占めています。
採用基準はもちろん「グロース株」が対象です。

毎年銘柄の入れ替えが行われており、その時代の成長企業を反映しているとも言われているようです。

組入れ上位10銘柄比較

次に、組入れ上位10銘柄を比較していきます。

被っている銘柄は薄赤で塗りつぶしました。

上位8銘柄は被っています。

QQQは金融セクターを含まないため、VONGで採用されているV(ビザ)やMA(マスターカード)は採用されていません。

一方、最近勢いが目覚ましいTSLAの割合がQQQは上位4位に属しています。
逆にVONGは1.8%と少なめの印象です。

結局のところ、構成銘柄でETFを選択するかと思いますが、この辺は好みの違いになりそうです。

セクター別比較

お次はセクター別で比較してみます。

QQQはほぼテクノロジーセクターで占められている一方で、VONGは資本財がQQQと比較して多いですね。

もちろん、金融セクターも少なからず構成されています。

一見すると、VONGの方がバランスが良い感じがしますね。

年率リターン比較(2021年6月30日時点)

QQQ

1年 3年 5年 10年 20年
43.96% 28.29% 27.98% 21.25% 13.24%

VONG

1年 3年 5年 10年 設定来
42.36% 25.02% 23.54% 17.74% 18.36%

直近10年ではVONGはQQQに劣っています。

ただ、QQQはどちらかというボラティリティが高いETFという印象です。
逆にVONGはQQQと比較するとボラティリティは低めといったETFだと思います。

経費率比較

QQQ:0.20%

VONG:0.08%

VONGの経費率はかなり低いですね。

2倍以上差がありますから、長期的に保有した場合は経費率でリターンに結構な差がでそうです。

まとめ

  • VONGはラッセル1000グロース株インデックスに連動するETF
  • QQQはナスダック100指数に連動するETF
  • 両社ともハイテクが大半を占めるが、VONGはQQQと比較してセクター分散されている。
  • 経費率にも大きな差あり。

あくまでも個人的な主観ですが、VONGはVOO+QQQのハイブリットなETFという印象です。

ですから、VOO+QQQでセクター分散されている方は、他資本財や金融セクターも含んでいるVONG一本でも良いかもしれません。

個人的には結構投資妙味ありなETFだと思いました。

 

※投資は自己責任でお願いします。

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