私が出世したいと思う理由
どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。
最近とあるツイートを目にしました。そのツイートというのが以下ツイート。
(レベロ君、勝手に埋め込んで申し訳ない。不都合あったら連絡ください。)
正直、出世狙うってコスパ悪すぎなんよ。
休日なども必死に上司に媚び売って、それでも出世できるかは運次第やし、たとえ出世したところで、年収はそれほど増えず、仕事量や責任、社会保険料は増えるし、税金は、年収増に伴ってより上昇する累進税だし。。まだ1年目だけど出世する気ゼロや🤪
— レベロ👔新卒1年目 (@Lebelo_investor) October 25, 2021
結構燃えたみたいですね。いろんな意見があって面白いと思います。
私自身は出世したいと思っている派です。
私は未来の半導体営業本部長ならぬメーカー営業本部長です。出世した暁にはアカウント名をメーカー営業本部長に変更します。
さてそんな冗談は置いておいて、今回はなぜこのように思っているのかを記事にしたいと思います。
前もって言っておきますが、決してツイートに対して反対している訳ではありません。
出世したいと思う人は頑張ればいいと思いますし、出世したくないという人はしなければいいと思います。
目次
出世は割に合わないのか
まず最初に、出世したくないという人たちの意見を見てみましょう。
レベロ君(@Lebelo_investor)のツイートの要旨をまとめてみると以下のような感じでしょうか。
- 出世を狙うのはコスパが悪い。
- 上司に媚び売っても出世できるか運次第。
- 例え出世したとしても仕事や責任、社会保険料が増加するため年収はそれほど増えない。
言いたいことは分かります。確かに世間一般でも似たようなことが言われていると思います。
実際にも出世したくないと答える若者が増えているんだそうです。↓のようなデータがありました。
アンケート結果から20代、30代のうち、半数以上が出世を望んでいないことが分かります。
今後出世をしたいか、という問いに対してのアンケート結果。
- 「絶対に出世したい」:12.0%
- 「できれば出世したい」:28.8%
- 「出世したくない」:15.8%
- 「出世にはあまりこだわっていない」:43.4%
上記結果から積極的に出世したいと考えている人は40.8%ということになる。
つまり、会社にいる若手社員のうち半数以上が、出世を望んでいないという驚くべき結果だ。調査は一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)に在住する20代、30代の男女、それぞれ250名ずつ、計1000名を対象に行われた。
引用元:ダイヤモンドオンライン
出世のメリット・デメリット
恐らく出世したくないと思う人たちの大半がメリットに対してデメリットが大きすぎる=コスパが悪い、というような認識なのではないでしょうか。
改めて出世のメリット・デメリットを挙げてみたいと思います。
メリット
- 給料が上がる
- 世間的な地位が上がる
- やりがいが増す
- 組織を動かせる
- 仕事の幅が拡がる
メリットはだいたいこんな感じではないでしょうか。
まあ最大のメリットと言えるのはやはり給料が上がることですかね。
加えて、立場が変わり部下をマネージメントする仕事になりますから、仕事の種類が変わって今までと違った経験を積むことができます。
また、会社内での地位が上がることはもちろんですが社会的な地位も上がります。
出世しているかどうかは金融機関などで融資を受ける際の信用にも直結します。当然ですが同じ年齢で平社員と部長では融資の受けやすさ、また融資額が変わってくる可能性は十分に考えられると思います。
デメリット
一方で、デメリットも挙げてみます。
- 社会保険料が増える
- 税金が増える
- 残業代が貰えなくなる
- 仕事上の責任が重くなる
- 仕事量が増える
- 部下の面倒を見る必要がある
- ストレスが増える
- プライベートの時間が減る
世間で言われているようなデメリットを挙げてみました。
このデメリットに対して疑義が残りましたので、もう少し深堀りしてみます。
税金や保険料の増加で年収はそこまで増えないのか
まずこれについてですが、間違いではありませんがそこまで増えないという訳ではありません。
まあここは人の感じ方次第かと思います。
下表は年収500万円と1,000万円の税金・社会保険料・手取りを表したものです。
年収 | 所得税 | 住民税 | 社会保険料 | 手取り | 手取り率 |
500万円 | 14万円 | 25万円 | 72万円 | 389万円 | 78% |
1,000万円 | 82万円 | 62万円 | 144万円 | 712万円 | 71% |
参考:年収、手取りの早見表
確かに累進課税のため、税金や保険料は年収に依って増減します。
ただし、そこまで手取りが増えないかと言うと、そういう訳でもなさそうです。
ちなみに、年収1,150万円までは手取り率は70%を超えています。
これベースで考えるとやっぱり年収は高いに越したことはないんじゃないですかね。
他デメリットは会社に依るところが大きい
給料面のデメリット以外に、仕事量の増加、責任の増加、ストレスの増加、プライベート時間の減少等がありましたが、これらは会社に依る部分が大きいんじゃないでしょうか。
確かに、仕事や責任に常に追われている上司を見ると、これであの年収か・・・と思い込んでしまいコスパが悪いと感じてしまうのも無理はないと思います。
ただ、責任が重くなるというのは多分これ勘違いです。
責任といっても、自身の部下がミス犯したら上司の責任、組織の成績が悪ければマネージャーの責任、という風な感じかと思いますが、プレイヤーとマネージャーが取れる責任は対して変わらないと思います。
これは多分、考え方の問題であり思い込みに依る部分が大きいんじゃないかと。
結局のところ、会社という組織に属している以上、歯車であることに変わりありませんから責任の大きさは対して変わりません。
私が出世したいと思う理由
はい結論です。
いろいろ書きましたが、私が出世したいと思う理由はメリットがデメリットを上回っていると思うから。これです。めちゃくちゃシンプルです。
てか普通に出世して年収上げたいですし、会社内や社会的地位も上げたいです。
これは多分、承認欲求からくるものなのでしょうが、男なら会社内でできるだけ高いところ目指していきたいという気持ちは個人的に強いですね。ちょっと昭和的なマインドかもしれませんが。
まあダメならダメでそこまでだったってことです。そういった会社に縛られない選択肢を得たいため、資産形成している側面もあります。
また、環境に依るところも大きいかと思いますが、私の上司はそんなに常に仕事に追われている様子はありません。
プライベートの時間は確保していますし、オンオフしっかりとしたメリハリがあるように見えます。
というか、出世する人間は本来こうあるべきなんじゃないでしょうかね。
部下がこういう人になりたい、と思えるような上司でなくてはなりません。
だからこそ出世したいなと思えるのかもしれませんね。
出世しないデメリットも把握しておくべき
一方で、「自分は出世する気ないから窓際で甘い蜜をすするんだ」というマインドには気をつけた方がいいかもしれません。
というのも、これからはいつまでも平社員でいられる時代ではなくなってきているからです。
トヨタやパナソニックなどの大手企業ではその流れを汲み取りつつあります。
真っ先にリストラ候補になるのは、40代・50代まで平社員であり人件費ばかり高い窓際社員であることには間違いありません。
また、ずっと平社員でいると会社にいずらくなることだってあるでしょう。
こうした”出世しないデメリット”も把握しておくべきだと思います。
普段あまり見ないですが、リベ大の記事にこんなことが書いてありました。
残酷な現実ですが、会社組織はピラミッド構造です。
組織人である以上、高い位置にいた方が権限・裁量は増えるし、周りから大切にされやすいし、影響力のある仕事をやれます。
会社組織に入りながら「出世しなくて良い」というスタンスでいるのは、ゲームに参加しておきながら「勝たなくて良い」と言っているのと同じです。
それでは、真剣にプレイしている人達にとっては、邪魔でしかありません。
いつかゲームからはじき出されることになります。
引用元:リベラルアーツ大学
おわりに
最後に、出世したくないと思っている人は出世したいと思える会社に就くということも選択肢に入れてもいいと思います。
今の会社だけというある意味短絡的な視点から脱却してみてもいいんじゃないですかね。
また、会社という組織にこだわる必要は当然ないので、自分だけの力で稼ぐという道もあります。
もちろんこの道は簡単ではありません。副業で稼ぐため自身のスキルを磨いていく必要があるからです。
何れにせよ、今後の会社員人生について改めて考え、自身のライフプランから今後どうしていくかを見つめ直してもいいのではないでしょうか。
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