【高配当ETF】SPYDのパフォーマンスが復活してきているようです

2021年2月13日

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

コロナ禍では酷いパフォーマンスを発揮した高配当ETF「SPYD」が復活してきているようです。

今回はみんな大好きSPYDについて触れてみます。

かつては輝いていたSPYD

かつて、SPYD(正式名称SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)は米国株投資家から絶大な人気を誇る高配当ETFでした。

主にはインカム目的の投資家が長く多くの株式を保有しており、「配当目的の投資であればSPYDだけでいんじゃね?」的な風潮があったのを覚えています。

SPYDはS&P500指数採用銘柄のうち配当利回りの高い80銘柄に投資するETFです。

各種指数 配当込みリターン (参照:PORTFOLIO VISUALIZER

S&P500含み、類似指数となるHDV及びVYMと比較した過去配当込みリターンです。

他指数と負けず劣らず良好なパフォーマンスを叩き出していました。無論、S&P500をアンダーパフォームしてますが。

ただ、配当込みリターンではHDV、VYMをアウトパフォームしているんですね。人気が出るのもうなずけます。

コロナショックで顕著になったパフォーマンス

各種指数 配当込みリターン (参照:PORTFOLIO VISUALIZER

しかし、新型コロナウイルス感染症を発端とするコロナショックでパフォーマンスの差が歴然と現れることとなります。

上のグラフは2020年2月頃のコロナショック後の配当込みリターンを表したものです。

見ての通り差が顕著に出ており、HDVやVYMと比較すると下落幅が大きく、その後の反発もぱっとしません。

SPYDの株価は最大46%下落し、その後も株価は回復することなく長く低空飛行を続けることとなります。

更に追い打ちをかけるように41%の大幅減配を発表します。この減配は米国株投資家界隈にかなりの激震を走らせたようですね。

SPYDというETFの性質上、セクターがエネルギーや公益、不動産セクターに多く偏っています。コロナショックで打撃を受けたセクターが多く含まれておりましたので、減配は避けられない事実だったのかもしれません。

 

尚、当時の減配についてはファイアさん(@Firesta58696415)の記事に詳しく記載されています。

復活しつつあるSPYD

株価パフォーマンス (参照:Yahoo! finance

ここで直近7ヶ月の株価パフォーマンスを見てみます。

なんとSPYDの株価はここ7ヶ月で+26.64%も上昇しているのです。

HDVは16%、VYM7%の上昇に留まっているにも関わらず、SPYDの株価は復活の兆しが見えていることが分かります。

各種指数 配当込みリターン (参照:PORTFOLIO VISUALIZER

更に配当込みリターンではHDVをアウトパフォームしています。

主要高配当ETFの特徴

ここで改めて主要高配当ETFの特徴をざっと復習しておきます。

  • SPYD・・・S&P500指数から配当利回りの高い80銘柄に投資する。
  • HDV・・・財務健全性の高い米国株のうち、配当利回りの高い70~80銘柄に投資する。
  • VYM・・・米国の大型株の中から予想配当利回りが市場平均を上回る約400銘柄に投資する。

なんとなく各ETFの特徴を掴んで頂ければと思います。

高配当ETFはS&P500にアンダーパフォームしている事実

ただし、高配当ETFは過去パフォーマンスでは軒並みS&P500にアンダーパフォームしている事実を忘れてはなりません。

各種指数 配当込みリターン (参照:PORTFOLIO VISUALIZER

配当込みトータルリターンでは、高配当ETFはS&P500指数にすべてアンダーパフォームしています。

しかもこのパフォーマンスは税金面を考慮していませんので、差は更に拡がることが予想されます。

無論、投資目的が違えど投資対象は変わってきますが過去パフォーマンスを見れば分かるように、資産拡大期においてはS&P500インデックスまたは全世界株式インデックスへの投資が最適解なのかもしれません。

ただし、定期的なインカムを目的とするのであれば、SPYDやHDV、VYM等の高配当ETFを保有してもいいかもしれませんね。

 

仮に早期退職をしてFIREを達成した場合、インデックス投資では4%ルールがあるとはいえ資産は減っていくことも予想できます。

そうなった場合、定期的な収入がないと資産が減っていくのは精神衛生上よくありません。

配当目的であれば定期的なインカムが入ってきますから、その配当のみで生活を維持できれば良い訳です。

”配当のみで生活する”という明確なゴールを設定できますから、精神的にも楽ですね。

そういう意味では資産形成後のインカム目的の投資がいいかもしれません。

 

ちなみに私はコロナ禍最中にSPYDを売却しています。(少額ですが)

 

※投資は自己責任でお願いします。

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