【超絶悲報】ローズタウン・モーターズ(RIDE)目標株価1ドルへ
どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。
米EVメーカーのローズタウンモーターズ(以下RIDE)の目標株価がついに1ドルとなってしまいました。
なぜこのようなことになってしまったのでしょうか。
理由も含めRIDEの今後について考察していきます。
目次
フォードのピックアップトラック発表により競争力低下懸念
2021年5月19日(現地時間)に米大手自動車メーカーのフォード(F)が新型EVのピックアップトラック「F-150 ライトニング」を発表しました。
この発表を受けてWolfeResearchのアナリストがローズタウンモーターズ(RIDE)をPeerPerformからUnderperformに格下げし、目標株価を18ドルから1ドルへ修正したのです。
フォードの新型EVピックアップトラック「F-150 ライトニング」
アナリストによると、RIDEのピックアップトラック「エンデュアランス」はフォードのピックアップトラック「F-150」と比較して競争力を持たないとのこと。
金額的にも負けており、エンデュアランスは52,500ドルに対して、F-150はエントリーモデルが39,900ドル、上位モデルが49,900ドルと大幅な低価格モデルとなっています。
エンデュアランス(RIDE)F-150 Lightning(F)簡易比較
フォードのF-150 ライトニングとRIDEのエンデュアランスの簡易比較表を作ってみました。
詳細スペックは省いていますが、航続距離はほぼ変わらず、時速100kmまでの加速時間はF-150の方が上回っています。
RIDEの命運は販売時期か
鍵を握るのは販売時期であると思います。
F150は2021年秋頃から注文可能になることを発表している一方で、RIDEのエンデュアランスは2021年9月の生産開始を目標としています。
フォードがブランド・信頼性で圧倒的地位を築いていますから、RIDEは他社と比較してどれだけ先行して動けるかが重要になってくるでしょう。
RIDEは当初2020年秋頃の生産開始を発表していましたが、度々の延期で1年程度の延期を余儀なくされています。
現在は2021年9月の生産開始を謳っていますが、エンデュアランスは予定通り販売できるのか、それがRIDEの命運を握っていると言っても過言ではないと思います。
ローズタウンモーターズの今後のスケジュール
エンデュアランス開発スケジュールを改めて見てみます。
次のマイルストーンは赤枠で囲った部分になります。
出所:Lordtown Motors
衝突安全テストで国家道路交通安全局(NHTSA)から最高評価の星5つを取得できるかどうかです。
NHTSAの衝突安全テストは、前面フルラップ56km/h、側面62km/h、ポール衝突、横転テストの4種類を行います。
各テスト結果を星の数で5段階評価し、総合評価を判定します。
これをクリアできれば販売にまた一歩近づくでしょう。
決算発表は延期
決算発表日程は当初2021年5月17日に予定されていましたが、5月24日に延期を発表しています。
財務内容はガン無視でいいと思いますが、最重要ポイントは”今後のスケジュール”これですね。
仮に販売時期が再度遅れるようであれば株価は更に下落となると推測されます。
株価推移
RIDE 6ヶ月チャート 出所:Yahoo!ファイナンス
株価は高値30ドルを付けてその後下落傾向が続きました。
10ドルを割り、ついには6ドル台へ暴落しましたが、直近は少し反発し10ドル付近に回復しています。
ただポジティブニュースがあった訳ではなく、単なるショートカバー(売りポジションの買い戻し)による上昇です。
RIDEは今後どうなるのか。
大手メーカーの参入により、かなり不利な状況が続くと推測しております。
下手したらオワコン化もありえると思っています。
RIDEの決算発表、スティーブ・バーンズの顔に要注目である。
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