【RIDE】決算書未提出で上場廃止の可能性
どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。
米EVメーカーのローズタウン・モーターズ(NASDAQ:RIDE)が四半期報告書(Form 10-Q)を証券取引委員会に提出していないため、継続上場要件を遵守していないとNASDAQから警告を受けているようです。
RIDEは2021年7月27日までに報告書を提出しないと上場廃止となります。
度々なんで私がRIDEに触れているかというと・・・。
一度この銘柄は損切りしているんですが、再度底値付近でINしてるんですよね(笑)
さて、改めてNASDAQの継続上場基準を見てみたいと思います。
また合わせてRIDEの今後についても考察していきます。
NASDAQの継続上場基準について
要件 | 資本基準 | 時価総額基準 | 利益基準 |
株主資本 | $2.5M | – | – |
上場株時価総額 | – | $35M | – |
継続事業税引前利益(直近年度または過去3年の内2年) | – | – | $500,000 |
浮動株式数 | 500,000株 | 500,000株 | 500,000株 |
浮動株時価総額 | $1M | $1M | $1M |
買呼値 | $1 | $1 | $1 |
株主数 | 300 | 300 | 300 |
マーケットメーカー数 | 2 | 2 | 2 |
参照:QUANTUM ACCOUNTING
上記はNASDAQに継続して上場するために必要な基準となっています。
NADAQの上場継続基準は結構ゆるくて、上記のいずれか1つを満たしていれば上場は維持されます。
逆に言うと、上記基準を何一つ満たすことができなくなった場合は上場廃止となってしまいます。
尚、もちろんですが年次報告書や四半期報告書等の財務諸表が未提出の場合も上場廃止通告を受けることとなります。
ただし、すぐに上場廃止となる訳ではなく、ある程度の猶予期間が与えられます。
とはいえ依然として報告書が未提出であれば、最終的にはNASDAQ上場資格審査委員会と口頭審問となります。もうここまできてしまったら上場廃止を免れる術は無いと言っていいと思います。
RIDE 株価推移
RIDE リアルタイムチャート 出所:finviz
RIDEの材料は・・・ない
- 第1四半期の決算は収益ゼロ。1億2500万ドル(約136億円)の純損失を計上。
- 電動ピックアップトラック生産を2021年中に開始するが、その生産量は「せいぜい事前予想の50%程度」(事前予想2万台)
- 資金不足で期待する数の車両を製造できない可能性がある。そのため資金調達を検討中。
ざっとまとめるとRIDEの近況はこんな感じです。
生産量が事前予想の半分程度なのになぜ資金不足に陥っているのか甚だ疑問ではあります。
資金調達のためのSPAC上場であったにも関わらず、資金が足りないとは・・・。
研究開発費にかなりの費用が掛かっている模様です。車両の生産に行き詰まっているのでしょうか。よく分かりません。
他に6月後半に工場見学ツアーを実施する予定があるようです。
ただし、これが株価上昇の要因とは考えにくいと思います。
予約注文虚偽の可能性強まる
以前ショートセラーのヒンデンブルクリサーチが下記のレポートを実施しましたが、これは結構信憑性高いのではないかと感じてきました。
- 同社はEVトラックのニーズをアピールするため10万件の予約注文を発表していたが、注文のほとんどが架空のものであり、資金調達のための小道具に過ぎない。
点と点が結ばれるような感じがしましたね。はい。
いずれにせよ長期保有にはリスクが高い銘柄であると思います。
損切りした金額分を早々に回収してRIDEとは速やかにおさらばしたいと考えています。
※投資は自己責任でお願いします。
Enjoy!! your investment Life!!
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