【UL】英蘭ユニリーバ、5.6%の増配発表で株価爆上げ
どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。
一般消費財メーカーのユニリーバが前年比5.6%の増配を発表しました。
増配が好感され、株価は前日比+8%爆上げしています。
ユニリーバ(UL)増配発表
イギリスとオランドに本拠を置く一般消費財メーカーのユニリーバが好決算で増配を発表しました。
四半期配当を$0.4445→$0.4694へ前期比+5.6%の増配となりました。
(ポンドベースでは6.4%の増配)
この発表を受けて株価は一時+8%上昇し、コロナショック前の水準に回復しました。
その後は利確売りがあったのか、株価は60ドルを下回り59.67ドルで引けています。
増配発表後株価 出所:Google Finance
2020年第二四半期決算内容
- 売上高:£13,292B(前年比-0.1%)
- 営業利益:£4.67B(前年同期比+1.8%)
- 営業利益率:19.8%(前年同期19.3%)
- EPS:昨年同期比+6.4%
- フリーキャッシュフロー:£2.9B(前年同期£1.3B)
売上高は下がったものの、この程度であれば誤差の範囲内でしょう。
営業利益率は依然として高い水準です。
EPSを見るとコロナの影響はほとんど受けてないように見受けれます。
というか、コロナが逆に追い風となっている可能性すら考えられます。
商品別売上
ユニリーバ プレゼンテーション資料より抜粋
決算発表プレゼンテーション資料を見てみると、スキンケア用品、家庭用食品、ホームケア用品の売上が増加したようです。
逆にコロナの影響で外食産業用食品の売上が43%も下落しています。
更に美容ケア用品の売上も下がっています。どうせ外出しないから、美容のお手入れは抜きがちになったのでしょう。
どこかのセクターの売上が落ちれば他のセクターで補うという複数商品の強みが顕著にでましたね。
eコマースは好調
一方で、eコマースは非常に好調です。
前年比+62%という数字を叩き出しました。
コロナが追い風となり、外出制限が続く中でeコマースの売上につながったのでしょう。
特にアメリカ、中国、ブラジルでのeコマースが伸びているようです。
雑感
やっぱり一般消費財メーカーは強いなと思いましたね。
コロナでいくら外出制限になろうと、人々が生活していく上で必要な消費財は自ずと売れていきます。
成長が目覚ましいとはいえない企業ではありますが、やはりこういった人々の生活に根付いている企業はめっぽう強いですね。
更にユニリーバは利益率が上昇傾向となっている点も評価できると思います。
一般消費財は基本的に世界人口が増加すれば売上高も増加します。
全世界で展開しているユニリーバですから、今後も少しずつ成長していくものと思われます。
夏のボーナスで買い増し候補として挙げていたのですが、結局買い増しできませんでした。完全なる判断ミスですね。
今後も少しずつ株数を増やしてい行きたい企業です。
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