【NGG】英国公益企業ナショナル・グリッドを売却

2021年6月14日

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

安定した公益企業、且つ高配当銘柄で人気のナショナル・グリッド【NYSE:NGG】を売却しました。

ナショナル・グリッド(NGG)を売却


ティッカー :NGG
株式数   :30株
平均取得単価:$53.17
売却単価  :$65.30
損益    :+$363.99(税引前)

税引後で約32,000円(+17.9%)の確定利益となりました。

これに加えて配当金を累計¥19,012円(税引後)貰っているので、トータル利益は41,000円程度でしょうか。

配当込み収益率は28.6%でした。

NGGは配当権利落ち後に売却しているので、8月頃に最後の配当金が入金される見込みです。
これを含めると収益率は30%を超えるかもしれませんね。

 

ナショナル・グリッドを新規購入したのは2018年8月頃です。3年弱程度で+30%ですからまあまあ良かったんじゃないですかね。

とはいえパフォーマンスではS&P500指数に大敗していますが。

売却理由

売却理由は毎度のことながら低パフォーマンスだからです。これ以外なにものでもありません。

おなじみのPortfolio Visualizerで配当込みパフォーマンスを比較してみます。

2011年~2021年の直近10年の配当込みパフォーマンスです。

2011年~2017年頃までは指数をアウトパフォームしていたようですが、直近5年はかなりアンダーパフォームしていることが分かります。

 

株価を見てみれば分かりますが、2016年後半頃から一転して下落トレンドとなっています。

finviz dynamic chart for NGG

NGG チャート 出所:finviz

この株価下落はイギリスのEU離脱(通称ブレグジット)に依るものです。

この一連の騒動によって英国株は軒並み売られました。NGGもこの煽りを受けたという訳です。

株価下落により、S&P500指数を長らくアンダーパフォームする結果となりました。

 

いまだに高値圏の70ドル~80ドルを超えられていないのもこれらが原因と見てよいでしょう。

一時問題となっていた国有化リスクは消えた模様

一方で、NGG最大の懸念として挙がっていのが”国有化リスク”です。

英BBCによると、「英最大野党である労働党が公益企業の再国有化計画を発表した」とされ、NGGの株価は2019年3月29日時点で3.3%安となりました。

労働党勝利によってNGG国有化というシナリオが描かれていた時期もあったのです。

 

国有化となると株式が無価値となる可能性があるからです。

とまあ詳細は省きますが、結局は労働党が勝利することはありませんでした。

ですから、NGGの国有化は当面払拭された形になったと言えそうです。とはいえ完全に無くなった訳ではない点には留意しておきたいところです。

売却資金の使途

売却資金ですが、一旦はキャッシュとして保持しておく予定です。

というのも、いま現在の株式市場は非常に高値圏であると考えているからです。

毎月一定額の積立こそしているものの、なにか新規で買うまでは現状はしなくて良いかなといった印象です。

 

また最近高額な買い物をしたので、その補填用にとっておきます。

インデックス+サテライト運用で十分だと思う

ちなみに私は高配当投資からインデックス投資へ鞍替えしています。

理由は以下記事にまとめていますが、結論パフォーマンスの低さです。(記事:高配当メイン→インデックスメインへ投資方針の見直しを考えています

今でこそ高配当銘柄は軒並み上昇していますが、コロナショック後の数ヶ月は散々でした。

 

結局は今のところはS&500指数連動投資信託+他個別株のコア+サテライト運用に落ち着いています。

今後も保有している高配当個別株は順次売却していく予定です。

特にここ最近は高配当銘柄の株価が上昇していますから、複数銘柄の売却を行っています。

 

※投資は自己責任でお願いします。

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