【EH】イーハン・ホールディングスが大暴落したのでポイントをまとめてみる
どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。
今朝南アフリカからの情報で知ったのですが、中国ドローンメーカーのイーハン・ホールディングス(EH)が大暴落したようです。
これマジで一日のチャートかよ・・・
Ehangに関しては、次の英文にある通り、不正会計が問題とか製造能力が問題とかそういう次元でなくて、すべて問題であったとしか・・・ pic.twitter.com/hsiG67aLLk
— も@米国株投資 (@bo0707sS) February 16, 2021
120ドル以上あった株価がなんと一晩で80ドル近く下落、パーセンテージにすると-62%ですよ・・・。これめちゃくちゃやばくないですか?
米国株式市場は日本のように値幅制限(ストップ安やストップ高)がないため、下落時は底抜けまで下がりますし、上昇時は青天井なんですよね。
この間のゲームストップ(GME)のときも凄かったですね。
さて今回は、なぜイーハン・ホールディングスがここまで暴落したのか、ポイントをまとめていきたいと思います。
【EH】イーハン・ホールディングスが大暴落
リサーチ会社「Wolfpack Research」がEHに関するレポートを公開した訳ですが、ざっくり中身はこんな感じでした。
Wolfpackが公開したEHに関するレポート
- Shanghai Kunxiang Intelligent Technology Co., Ltdという架空の会社との売上を計上していた模様。
- 同社のオフィスは空。
- 自動車をある程度販売しているがEHの製品は売ってない。
- 関係者曰くEH216は受け入れてない。
- 同社設立から9日で$65Mの売買契約を締結。
- 初回売買契約の単価が$21.5Mと高額だった。(第2版は$215K)
- 出荷台数もフェイクの可能性。
- 英語と中国語でPRしている内容が違う。
- 単なる飛行許可を大体的に報道していた。
- 商業用許可の不正請求をしていた。 等々
リサーチ会社は「EHは精巧な株式プロモーションである」と非難しているようです。
ちなみにレポートはこちらから読めます。
めちゃくちゃ簡単に言うと、株価を釣り上げるため偽の売買契約を結び、投資家にPRしていたということですね。
偽の売買契約の根拠としては。第2版の契約単価が$215Kだったことに対して、初回単価が$21.5Mと高額だったことが挙げられるようです。
ただし、初回販売は研究開発費が乗るため高額になってしまうのは必然的なものだ、という意見もあるようです。
とはいえ、それ以外にも工場が空っぽだったり、出荷した23台も本当なのか不明だったり、英語と中国語でPR内容に違いがあったり、色々と怪しい部分はあるようです。
調査会社のWolfpackについて
また、調査会社のWolfpackについてもちょっと懐疑的な部分があったりします。
2019年設立の社員3名の会社であり、信用に足るものが少々不足しています。
更にWolfpackは中国企業を狙い、なにかと粗探しをして空売りで儲けている企業のようです。今回の件で相当儲けたことでしょう。
真意は不明ですが、「火の無い所に煙は立たぬ」の通り怪しい部分がなければこういったレポートは公開されないと思います。
中国株はリスクが高いネ
イーハンすげえなーっと乗り遅れ民の私は蚊帳の外から見ていましたが、中国株はこういうリスクが孕んでいることを改めて思い知らされました・・・。
私も少しだけ保有しているWiMiについても、イーハン同様のリスクを持っているなと思いましたね・・・。というか多分WiMiの方が怪しいです(笑)
WiMiはある程度利が乗ってきているので、どこかのタイミングで手放したいと考えています。
いずれにせよ、暴落中のイーハンにすぐ飛びつくのではなく、一旦は様子見ーハンでいいと思います。
いやしかしマジで冗談ではなく様子見ーハンですよ?下手したら上場廃止リスクもありますからね。お金が紙くずになりかねません。
かのラッキンコーヒーの件も記憶に新しいです。
中国系企業への投資はこうしたリスクがあることを念頭に入れておきましょう。
※投資は自己責任でお願いします。
Enjoy!! your investment Life!!
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