【RPRX】ロイヤリティ・ファーマ2021年第3四半期決算発表

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

ロイヤリティ・ファーマ(NYSE:RPRX)の2021年第3四半期決算が発表されました。

株価は依然としてぱっとしない状況が続いていますが、稼いではいるので安心して保有できるかなといった印象です。

それでは決算内容について紐解いていきます。

ロイヤリティ・ファーマ(RPRX)2021年第3四半期決算

  • 売上高:$586M(前年同期比+24.4%)  ○
  • EPS:$0.73(昨年同期比+12.3)    ○
  • 営業利益(non-GAAP CF):$441M
  • 営業利益率:75.2%(営業利益/売上高)

決算サマリーは以上のようになりました。

決算発表後の終値では株価は前日比+5%上昇しましたから、好決算が好感されたと言えます。

正直RPRXの決算ってかなり分かりにくいんですよね。

売上高・利益とも増加=好決算→株価上昇
という素直な動きをしないのがロイヤリティ・ファーマです。

キャッシュフローについて

キャッシュフローは以下のような数値でした。

  • non-GAAP修正後キャッシュフロー:$441M(前年同期11.9%増)
    ※他企業の営業利益に相当
  • 修正後キャッシュ:$587M(前年同期比24.3%増)
  • 投資活動に使用されたキャッシュ:▲$845M

出所:ロイヤリティ・ファーマ(RPRX) 2021FYQ3 決算資料

RPRXの営業利益に相当するnon-GAAP修正後キャッシュフロー(Adjusted Cash Flow)は4億4,100万ドル(約500億円)でした。

かなり荒稼ぎしていることが分かります。

ACR(売上高)推移

RPRXの売上高に相当するACR(Adjusted Cash Receipts)の2019年から四半期毎の推移です。

堅調に売上高を伸ばしていることが分かると思います。

ACF(営業利益)推移

営業利益に相当するACF(Adjusted Cash Flow)の四半期推移です。

RPRXのビジネスモデル上、新薬のロイヤリティ切れがなければ一種のストックビジネスと言えますから利益も着々と積み重なっています。

業績は順調と言っていいと思います。

ロイヤリティ収入内訳

下表は新薬からのロイヤリティ収入内訳です。

昨年まで稼ぎ頭だったHIV franchiseがロイヤリティ切れによりロイヤリティは僅かでした。

Januvia、Janumet、Other DPP-IVsも2022年にロイヤリティ切れとなります。

しかしそれを見越して新たに新薬のロイヤリティー権をポートフォリオに組み込んでいます。

ロイヤリティー切れはRPRXにとって一種のリスク要因の一つであると思われます。

株価推移

ロイヤリティ・ファーマ(RPRX)1年チャート 出所:Yahoo!ファイナンス

1年チャートです。年初来では-16.9%のリターンとなっています。

いや本当にこのク○銘柄の株価は上がりませんね。

所感

RPRXについてはロイヤリティ切れというリスクを常に抱えてはいますが、新薬への投資を積極的に行っていますからそこまで心配しなくてもいい気がします。

とはいえ株価は依然として冴えません。

現状の株価は割高感が否めませんが、10年、20年というスパンで成長してくれることを願っています。

業績面では心配ありませんので、長くホールドしていく銘柄としてのポテンシャルは十分だと思います。

将来的な株価パフォーマンスはどうだか知りませんが。

 

何れにせよこうした銘柄はガチホ命。脳死ホールドでいいと考えています。

 

※投資は自己責任でお願いします。

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