【NYダウ】採用銘柄の変遷を改めて見てみる

2020年9月7日

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

最近、エクソン・モービルがNYダウ指数の構成銘柄から除外されたという衝撃的なニュースが流れましたね。

ホルダーの私の目からは一粒の涙が流れました。

まあもっとも業績が芳しくないので、除外されてもなんら不思議ではありませんが・・・。

 

今回はダウ平均株価の構成銘柄の変遷を振り返ってみようと思います。

改めて見てみると、NYダウの採用銘柄は時代の流れとともに変化してきたことが分かりました。

 

【NYダウ】採用銘柄の変遷を改めて見てみる

NYダウとは?

NYダウとはなんでしょうか?
念の為、おさらいしておきます。

NYダウ

NYダウとはダウ平均株価とも呼ばれ、米国で最も代表的な株価指数のこと。

S&P500と同じく、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出している。

正式名称は「ダウ・ジョーンズエ業株30種平均」であり、代表的な30の米国企業から構成されている。

さて本題です。

NYダウ構成銘柄の変遷は以下の通りになりました。

(※以下データはファイナンシャルスター参照)

1928年-1939年

青塗りが変更銘柄

1928年~1939年では多くの銘柄の入れ替えが行われました。

流石に90年前です。今や合併してなくなっている企業など多く見られます。

今でこそ下火なオールドエコノミー銘柄が数多く採用されています。

尚、ここの10年では現在も採用されているP&GIBMが採用されています。

1949年-1959年

青塗りが変更銘柄

1949年~1959年では銘柄の入れ替えが3銘柄となっています。

最近除外されたユナイテッド・エアクラフト(現ユナイテッド・テクノロジーズ)が採用されています。

また、IBMが除外され通信大手のAT&Tがこの年代で採用されています。

1969年-1979年

青塗りが変更銘柄

産銅企業のアナコンダは1976年に、現在も採用されている3Mと入れ替えが行われました。

また、インターナショナル・ニッケルは同じく資源企業のインコ(ブラジル資源大手ヴァーレの子会社)に買収されています。

アルミニウム製品大手のアルミナム・カンパニー(現アルコア)が採用されていたり、鉄鋼素材メーカーの採用が目立ちます。

1970年代はアメリカでは自動車黎明期ですから、その時代を象徴しているとも言えますね。

1989年-1999年

青塗りが変更銘柄

1989年~1999年も多くの銘柄の入れ替えが行われています。

なんとこの年代でIBMが再び採用されました。
一度除外されても再度採用されるケースもあるんですね。

ここでは金融セクター、資本財セクターの採用が目立ちますね。

また、マクドナルド、コカ・コーラ、フィリップ・モリスなど、一般消費財セクターの銘柄も多く採用されました。

2009年-2019年

青塗りが変更銘柄

ここで初めてマイクロソフトインテルが採用されます。

更に2010年代に入ると、アップルビザというハイテクセクターの銘柄が採用され始めました。

2020年

青塗りが変更銘柄

ここで長らく鎮座していたエクソン・モービルが除外されました。

また、ユナイテッド・テクノロジーズも除外です。

以上の企業が除外されたことにより、現在最も多くの年数採用されている銘柄はP&Gとなっています。

P&Gは1932年から採用されていますから、約88年ですね。

 

NYダウの採用銘柄は時代の変化によって容赦なく切り捨てられます。

特に、今回の長らく鎮座したエクソン・モービルが切り捨てられたのが如実にそれを表しています。

投資の神様ウォーレン・バフェットは「100年後にダウ100万ドル」と言っていますが、採用銘柄の入れ替わりがありますから割と現実的かもしれません。

投資先として選ぶのであれば、米国のS&P500やダウ指数のインデックス投資が最適であると改めて思ったメーカー営業マンでした。

 

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