【TSLA】テスラ暴落-S&P500採用見送り。その理由は?

2020年9月6日

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

米電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)がS&P500に採用される可能性が示唆されていましたが、実現されませんでした。

この報道を受けて株価は大幅下落。時間外取引で-6%下落しました。

今回、改めてS&P500に採用される条件を見ていきます。

その条件をテスラはクリアできているのか、また採用されなかった理由も含めて記事にしていきます。

S&500

そもそもS&P500とは一体なんでしょうか。

名前を知っていても詳しく説明できる人は少ないはず。

改めてS&P500について簡単に復習してみます。

S&P500とは?

S&P500は、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出している米国の代表的な株価指数のこと。

NYSE,NASDAQに上場している銘柄から代表的な500社の株価を元に算出。

時価総額をベースに、工業株400種、運輸株20種、公共株40種、金融株40種の各指数で構成されている。

S&P500指数は1923年から日々公表されていて、古くから存在するアメリカの代表的な指数となっています。

米国市場の約80%をカバーすると言われています。

S&P500採用基準

S&P500指数への採用基準は以下の通り。

  • 本社が米国にあること(米国企業であること)
  • 時価総額が53億ドル(5,600億円)以上であること
  • 4四半期連続で黒字であること
  • 浮動株比率が50%以上であること

本社が米国にあること(米国企業であること)

S&P500指数は米国の指数ですので、もちろん米国企業のみが採用されます。

登記上の本社が米国以外でもオペレーション本部(活動拠点)が米国であれば採用されます。

時価総額が53億ドル(5,600億円)以上であること

S&P500指数への採用基準の一つとして、時価総額の制限があります。

53億ドル以上の時価総額が必要です。日本円ですと、1ドル106円換算で約5,600億円です。

ちなみに、これを超える日本企業は500社ありませんでした。

ぎりぎり、リコー(7752)が時価総額をクリアしており、全体では218社しかありません。(※2020年9月5日現在)

かなり大きな時価総額が必要となってきます。
おおよその企業はこの基準でアウトになりますね。

4四半期連続で黒字であること

4四半期ですから、1年間通年での黒字達成が基準となります。

更に連続ですから、通年で黒字であっても例えば第二四半期が赤字であったら採用基準から外れてしまうという訳です。

こちらもかなり厳しい基準であると思います。

浮動株比率が50%以上であること

浮動株とは市場に流通する株式のことです。

浮動株の逆は固定株であり、例えば親会社の持株や、社長の持株等、市場に流通しにくい株式のことを呼びます。

発行済株式の内、市場に出回っている比率を浮動株比率といいます。

 

大雑把に例えると、親会社50%、市場流通株50%であれば、浮動株比率50%となる訳です。

浮動株比率が高いほど、市場に出回っている株式が多いわけですから、流動性が高くなります。

テスラ(TSLA)の基準値

さて、前置きが長くなりましたが、テスラ(TSLA)はS&P500採用基準をクリアしているのか見ていきます。

以下の通りになりました。

  • 本社が米国にあること(米国企業であること)
    クリア
  • 時価総額が53億ドル(5,600億円)以上であること
    クリア
  • 4四半期連続で黒字であること
    クリア
  • 浮動株比率が50%以上であること
    クリア

 

  • 本拠地:アメリカ合衆国 シリコンバレー
  • 時価総額:約3,900億ドル(2020年9月5日現在)
  • 業績:2019年第3四半期 1.4億ドルの黒字
    2019年第4四半期 1億ドルの黒字
    2020年第1四半期 1,600万ドルの黒字
    2020年第2四半期 1億ドルの黒字
  • 浮動株比率:79.5%

当たり前ですが、すべてクリアしています。

すべての条件を満たしていますが、残念ながら採用には至りませんでした。

その理由は一体なんでしょうか?

テスラ(TSLA)S&P500採用見送りの理由

結論から言うと、不採用の理由については明確なものは公表されていません。

恐らく、今後も不採用理由についてのリリースはないと思われます。

 

ただ一方で、利益の質がS&P500指数の基準に該当しなかったという説があったりします。

テスラは非GAAP(米国会計基準)ベースでは黒字を達成していますが、GAAPベースでは黒字ではないというのです。

数四半期、温室効果ガスの排出権を売却した分を除くと黒字を達成していなかった可能性があるようです。

それを考慮すると利益の質が疑われ、S&P500指数の採用見送りになったのではないかとのこと。

とはいえ、上記理由はあくまでも推測でありますので、真意は不明です。

時価総額は10位に

出所:世界時価総ランキング2020 World stock market

つい最近、トヨタ自動車を抜き自動車メーカー1位の時価総額になったばかりのテスラですが、いつの間にか全企業の中でも10位の位置になっていました。

最近の株価上昇が破竹の勢いでしたからね。
とはいえここまできていたとは驚きです。

S&P500指数、採用・除外銘柄

今回、テスラの採用が見送られた一方で、新たに採用・除外銘柄が発表されています。

採用

  • エッツィ(ETSY)
    手芸や古物、独自の工場生産などの商品を扱う米国の電子商取引サイトを運営。
  • テラダイン(TER)
    半導体自動検査装置メーカー。
  • キャタレント(CTLT)
    ソフトカプセル剤受託製造等、医療関連企業。

除外

  • H&Rブロック
    税務準備会社。
  • コティ
    スキンケアやネイルケア等を扱う美容関連会社
  • コールズ
    デパート、小売りチェーン

 

もちろん、今後もテスラが採用される可能性はあると思います。

ただ現状の株価で新規投資するのは億劫になりますよね。

なかなか手が出しにくい株価まで上がってしまいましたので。

個人的にはこういった個別株には手を出さず、愚直にS&P500インデックスへ投資を選択します。

 

※投資は自己責任でお願いします。

Enjoy!! your investment Life!!

 

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