【米国大統領選】トランプ勝利で石油メジャーに光は差すか

2020年10月6日

どうもメーカー営業マン(@makereigyouman)です。

今回の記事は米国大統領選挙でトランプが勝利した場合、調整局面に入っている石油メジャーに光が差すかもしれないよって話です。

トランプ、バイデンの主張は真っ向から違って、これはこれで面白い内容です。

暇だったら見ていってください。

ドナルド・トランプ VS ジョー・バイデン

 

まずは、両者の情報をさらっとおさらいしておきます。

ウィキペディアに掲載されている情報を掻い摘んだだけですので、別に見なくても大丈夫です。

ドナルド・トランプ

第45代アメリカ合衆国大統領

年齢:74歳
政党:共和党
出身校:ペンシルバニア大学
結婚歴:バツ2
身長:190cm

トランプは皆さんご存知の通り、現職の米国大統領ですね。

身長は190cmもあり、強気な大男です。
実業家としても知られており、フォーブスによると推定資産21億ドル(約2,200億円)だとか。

アメリカ第一主義を掲げ、今の米国を引っ張っています。

ジョー・バイデン

第47代アメリカ合衆国副大統領(オバマ政権時)

年齢:77歳
政党:民主党
出身校:デラウェア大学
結婚歴:バツ1
身長:183cm

次にバイデンですね。

彼はオバマ政権時に副大統領として活躍しました。

前職は弁護士で、弁護士になってからわずか3年で上院議員に選出されています。

バイデンの場合は、トランプと違ってどちらかというと国際協調姿勢を掲げています。

トランプ&バイデンの主張

株式市場へ影響があるであろう両者の主張をざっくりまとめてみます。

下の資料をご覧ください。

両者の主張は面白いように真反対ですね。

トランプは法人税減税、一方バイデンは増税

法人税の減税は既にトランプ政権で実施済です。
この減税の影響もあり、トランプラリーと呼ばれる株高をもたらしました。

バイデン当選で株安になると言われているのが、法人税の増税です。

現行の21%から28%への増税を掲げています。
このような主張をしているため、株価にはマイナス要素をもたらすと言われています。

 

なぜ、法人税減税で株価が上がるかというと、家計と同じように考えると分かりやすいです。

企業に掛かる税金が少なくなると結果的に企業の利益が増える訳ですから、株価が上昇するという仕組みです。

逆に増税となれば、企業の利益は減少となりますので、株価にはマイナス影響をもたらします。

インフラ強化 vs クリーンエネルギー強化

次に青枠で囲った部分をご覧ください。

トランプはインフラ強化、バイデンはクリーンエネルギーを強化の主張です。

似ているようで、両者の主張はちょっと違います。

トランプの強化項目は主に以下の通り。

  • 5Gなどの通信網強化
  • 石油パイプライン建設促進
  • 幹線道路敷設促進

石油パイプライン建設促進は石油メジャーにとって追い風ですね。

10年間で1超ドル(約105億円)を計画しており、1兆ドルのインフラ強化はGDPを4.7%押し上げると言われているそうです。

 

一方で、バイデンが提案しているのは、太陽光や風力などの二酸化炭素を排出しないエネルギー源に積極投資していくというもの。

エネルギーコストの削減と二酸化炭素排出の削減を提唱しており、この主張は石油エネルギー産業にさらなるダメージを与えると思われます。

iシェアーズ グローバル・クリーンエネルギー ETF(ICLN)チャート 出所:Google Finance

この影響もあってか、クリーンエネルギーETFは底堅い上昇を見せています。

 

更に、バイデンは製造業支援、育児・介護支援の政策の主張もしていますから、それに関連する企業の株価はバイデン勝利によって上昇するものと思われます。

例えば、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)などの日用品メーカーの株価は更に上昇していくかもしれません。

トランプ勝利で石油メジャーに光は差すか

さて、かなり前置きが長くなりましたが本題です。

まずは下の資料の赤枠部をご覧ください。

こちらも両者の主張は正反対です。

トランプは石油産業復活を主張している一方で、バイデンは再生可能エネルギーの促進、温室効果ガス排出の削減を謳っています。

石油メジャーの株価は、エクソン・モービルを筆頭に年初来から調整局面が続いています。

無論、新型コロナウイルスの影響に依る需要減もありますが、株価が軟調なのはバイデン優勢が伝えられている影響もあるかと思います。

更に、トランプ大統領の新型コロナウイルス感染の影響もあり、石油メジャーは苦境に立たされています。

 

具体的な政策は発表されていませんが、トランプのツイッターではこうツイートされています。

「米国の偉大な石油・ガス産業を落胆させることは決してしない」とツイートし、
「こうした非常に重要な企業と雇用が長い将来にわたって守られるよう、資金を利用可能にする計画の策定をエネルギー長官と財務長官に指示した」と説明しています。

我ら石油メジャー株主にとって、トランプは心強い味方です。

バイデン勝利で再生可能エネルギー、EV関連は上昇か

仮にバイデンが勝利した場合は、石油メジャーはさらなる没落、再生可能エネルギー、EV関連は更に上昇していくものと考えて良いでしょう。

再生可能エネルギー企業について、ざっと挙げてみます。

  • エンフェーズ・エナジー(NASDAQ:ENPH)
  • ソーラーエッジ・テクノロジーズ(NASDAQ:SEDG)
  • ネクステラ・エナジー(NYSE:NEE)
  • テラフォームパワー(NASDAQ:TERP)
  • ファーストソーラー(NASDAQ:FSLR)

EVは言わずもがなお分かりかと思いますが、やっぱりテスラ(NADAQ:TSLA)ですね。

バイデン勝利が伝えられている今は、これら銘柄の株価は上昇しています。

大統領選挙に要注目

上で述べたように、どちらの大統領が選ばれるかで株価の明暗が分かれてくると思われます。

どちらに転んでもいいように、ポートフォリオのバランスを整えておいてもいいかもしれませんね。

大統領選挙は11月3日(火)に行われる予定です。

 

行方は誰にも分かりません、この前だってクリントン優勢かと思ってましたがトランプが当選しましたね。

今回だって大逆転劇が起こるかもしれません。

 

※投資は自己責任でお願いします。

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